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【11/12 CS巨人戦◯】ピンチを何度も乗り切ってきたのが、今年のヤクルトだったから

手術明けの子ねこを迎えに少し離れた動物病院へいき、てくてく歩いて帰っていたら、試合は始まっていた。

いや、試合は始まっていたどころか、家についたらピッチャーは、じゅりから金久保くんに代わっていた。

え!!!!!じゅりは!!!!!と、言いながら慌ててテレビをつける。なんといっても珍しく、地上波の放送があったのだ。画面の向こうでは金久保くんが、とても緊張した面持ちでボールを投げていた。

そのタイミングで来た仕事のLINEに「じゅり…」と、返信する。もはやなんのことかわからない。仕事とじゅりはまったく関係ない。でもとにかく私の頭はじゅりでいっぱいなのだ。

だけど私がそうして混乱している間に、金久保くんはピンチを招きながらもなんとかかんとか、その場面を乗り切っていた。


思えば今年のヤクルトは、一年を通してそういう「これはもうどうしようもないぞ…きつすぎるぞ…」と思えるピンチを、なんとかみんなで乗り切ってきた。

主力メンバーがごそっと一斉に抹消された時だってそうだった。

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