【7/22広島戦●】どんな場所にも場面にも、成長の種がある
「あれ、ぐっちスタメンでコールされてる!」球場の外に、パトさんの声が聞こえてきたのを聞いた息子が言う。「ほんまやん!急いでいこ!!」と、私は足を早める。今日は息子の塾がおやすみだったので、子どもたちと3人で久々の神宮である。ちなみに夫はまたもや出張中である。もうだいたい出張である。
ぐっちは1回裏、さっそくタイムリー2ベースを打った。この状況になってから初めてのスタメンで、最初の打席がさっそくチャンスで回ってきて、そこで結果を残した。「ここぞ」で打つ難しさをこの二週間ほどひしひしと感じていた中、そこでしっかり打つぐっちはことさらかっこよかった。
ベテランになってから、二軍で多くの時間を過ごすというのは、やっぱりなかなかに大変なことだと思う。プライドが、邪魔をすることだってあるだろうし、モチベーションの上げ方が難しいときだって、きっとあるだろうと思う。
ベテランにとってそこは、若手たちのように「ここから、今から一軍に向けて成長していくぞ!」という場所では、きっとないからだ。でも、例えばカツオさんや、そしてぐっちは、その場所で若手たちとはちがう何かを見つけていく。そこでもなにかを、しっかり学んでいく。どんな場所にだって、学びの種があって、そして何歳になってもそこから「成長」の余地があることを、知っている人なのだろう。
ぐっちの歳になってからの「成長」というのは、今までよりも速く走るとか、ホームランの数を増やすとか、そういうことではきっとない。カツオさんにとっての成長が、速いボールを投げることではないように。
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