【11/11CS巨人戦◯】きっと、ここからだってまた物語は始まり、続いていく。
とにかく、CSの初戦前から、「今年は冷静にいくぞ、そわそわしないぞ…」と、自分に言い聞かせていた。
それもこれも、あの3年前のCSがトラウマになっているからだ。あの日、やたらと緊張しながら向かった神宮で私が見たのは、スガノーノーだった。
仕方がないのでここでその日のnoteを振り返ってみたい。
悔しい思いはただ募る。消化できない思いをぶつける試合は、明日も明後日もやってこない。シーズン中は、明日は明日の風が吹くと切り替えてきたけれど、その「明日」はもう随分と先までやってこない。来年は、どうなるかなんてわからない。
その日の私に教えてあげよう。「来年は、どうなるかなんてわからない」と書いたヤクルトは、その「来年」、元気に16連敗をして最下位に沈む。
さらに言うならば、その悔しい思いを抱えて迎えたその翌年も、ヤクルトは元気に最下位に沈む。
…うむ。人生は、なかなかに厳しい。
だけどその翌年にヤクルトは、なんとリーグ優勝を果たし、同じこの神宮でCSを迎え、その初戦に、20歳のエースが完封勝利を上げるのだ。人生は、思いもよらないことが起こる。来年だめで、再来年だめでも、3年後にチャンスは、巡ってくるかもしれない。
考えてみれば、この3年であらゆることが、大きく変わった。村上くんは4番を打つまで成長した。未来のエースが現れ、けいじくんはCS2戦目を任されるまでになった。同時に、多くの選手が、ほんとうに多くの選手がこのチームを去った。たくさんのさようならがあった。そして神宮の収容人数は半分になり、応援では声が出せなくなった。
だけど一方で、変わらないものもあった。例えばそう、ヤクルトは今年だってやっぱり、スガノを全然打てなかった。「調子が悪い」との噂だって何度も耳にしたはずだったけれど、ヤクルトが迎えるスガノはいつだって絶好調だった。
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