【9/5巨人戦●】チームの色とか、批判とか。
「だから野球って楽しいよね!!!!!」と、私と息子は大騒ぎだった。キッチンで夕飯の準備を二人でしていて、テレビから「ホームラン!」の声が聞こえたので、誰!?!?と、二人して慌ててテレビの前に行くと、ホームランを打っていたのはなんと、サイスニードだったのだ。
ベンチではオスナが楽しそうに笑っていた。サイスニードが大真面目な顔でダイヤモンドをゆっくり一周する一方で、みんなはにこにこと笑っていた。こういうベンチの雰囲気が大好きだな、と、私は思った。そうそう、ヤクルトのこういう姿が大好きなのだ、と。
今日は、このまま勝ってくれないかな、と、そう思った。ここのところのなんとも言えないもやもやを、吹き飛ばしてくれないかな、と。でも「うまくいかない時」は、こういう願いもなかなか、叶わない。いろんなものが、空回りしてしまうのだ。
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日本のプロ野球選手というのは、みんなドラフトで選ばれてくるわけだから、スタート時点で「そのチームに入りたい、あるいはふさわしい、雰囲気がなじみやすい選手が手を挙げてやってくる」というわけではない。指名する側も、もちろん性格とかもそれなりに考慮するかもしれないけれど、あくまでも「野球の素質」を優先して指名するだろうと思う。なんせプロのスポーツなわけだから。だから、「似たような選手が集まる」ということは原理的にはあまりないと思う。
もちろん、基本はみんな、野球が得意で、野球が好きで、そしてスポーツ選手という、勝ち負けの世界でやっていく気概みたいなものがあるという意味で、共通はしていると思う。その上で、いろんな、ほんとうにいろんなタイプの選手がいる。いろんなバックグラウンドを持つ人がいる。その人たちが、同じグラウンドで同じように戦うところが、私の野球が好きなところの一つである。
そのチームに色が出るとすれば、それはやっぱり後天的なものだろう。長年チームとして存続する中で生まれた空気が、個々の選手にも伝わっていく。あるいは、監督やコーチ、運営会社自体の色の影響もあるかもしれない。そのチームを応援するファンの性格みたいなものも、少しずつ影響を与えるかもしれない。
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