【5/25阪神戦●】私達の声が、かき消されそうな中でも

まあそう、うまくはいかぬ。と、いう、悟りにも似た境地になってくるのが、この連敗である。

なんとか…このまま…逃げ切って…と、なんだこれはホラー映画を見ているのか？みたいな心境でスリルを感じながら祈り始めるも、これはもう、そのままうまく逃げ切れることは、まあ、そう、ない。なんといってもそれが、連敗だからである。

だから2アウトランナーなしだったはずがどんどん埋まっていく塁を見ているときも、そこから押し出しで1失点するのを見た時も、そしていつのまにか「好きな四文字熟語」から「嫌いな四文字熟語」に変わった「走者一掃」で失点し大逆転された時も、「まあ…そうなんですよ…そう…なんですよ…」と、私はわかっている風を装って隣の息子につぶやいた。ホラー映画というのはだいたい、後半にもう一度、とっても怖いシーンがやってくるからである。いや、ホラー映画見ないから想像なんですけれども。

しかし、ホラー映画といえども、やられっぱなしで物語は終わらない。そうですよね。そうです。