見出し画像

【5/26広島戦●】焼鳥と、ヤクルトと。

割引あり

あと2日で13歳になる息子を、初めて私が通う美容院へつれていった。今まで1000円カットで切っていたわけですが、中学生にもなったことだし、一度美容院でも連れて行ってみるか、と思ったのだ。

息子が髪を切る間、デパ地下で行われていた催事で愛する亀十のどらやきまでゲットした。なんて良い日。ヤクルトだって勝つかもしれない。

むすめは塾だったので(ああ息子とむすめの立場が去年と入れ替わっている)、二人で焼鳥を食べて帰ることにした。なぜ焼鳥かと言うと、私が絶賛ダイエット中だからです。ダイエット中は、お寿司と焼鳥に限る。良いたんぱく質を取りましょう。なんの話だっけ。

とにかく、ダイエット中じゃなかったっけと思いながら、黒ビールと生ビールのハーフなるものを飲む。めちゃくちゃおいしかった。神宮でも売ってほしい。

中学生はまあ思春期ですし、いろいろ一筋縄ではいかないのだけれど、ここのところ少し息子の方にもコミュニケーションに対する「根気」みたいなものが備わってきて、いろいろめんどくさいことを言う母(私)に、言葉を尽くしてやりたいことを主張する、みたいな姿勢が見え始めた。だから私もめんどくさい思春期相手に、なるべくカッカせずに(難しいけど)言葉を選びながら、コミュニケーションを取ろうとがんばっている。これはもう、なんなら仕事よりも骨が折れる作業だけれども、まあこんなことができるのもまじであと数年だと思うので、なんとかがんばっている。

で、まあ、あれこれめんどくさいことはあれど、二人で神宮で野球を見たり、カウンターに座って焼鳥を食べたり、という時間が、とても貴重になっている。めんどくさい話だけじゃなくて、楽しい話だって、もちろんしていたいのだ、ふたりとも。

「なんでこんな時に塩見が抹消になっちゃうかねえ…。気づけば誰もいなくなってるこの感じ、もはや懐かしさすら覚えるね…」と、私はぶつぶつぼやきながらビールを飲む。「焼鳥屋さんというのはだね、このお通しに出てくる大根おろしとしらすのやつがめちゃくちゃおいしいのだよ」と息子に言うと、ちょっとちょうだい!と、食べ始め「ほんとだ、やば、めっちゃうまい!」とか言っている。あと7年ほどすれば、こうしてカウンターの焼鳥やさんで一緒にビール飲めたりするんだろうか。そんな頃には私と二人でごはんなんていかないか。と、思いながら私も大根おろしをつまむ。

「塩見昨日がんばりすごちゃったかなあ、自分が外野の守備全部守らなきゃって思ってるように見えた」と、息子が言う。「たしかに、サンタナと並木君にはさまれてがんばってたもんね塩見は…」と、私はささみのサビ焼きをつまむ。ここのささみは驚くほどやわらかい。どうなっているんだ。「しかしこんなおいしい焼鳥食べると、なんか、卓上の焼鳥器みたいなのほしくなるね、たこやき器みたいに。」と、私が言うと、「めっちゃほしい。誕生日プレゼントそれにしようかな」と、息子が言う。

ここから先は

1,097字

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が参加している募集

ありがとうございます…! いただいたサポートは、ヤクルトスワローズへのお布施になります! いつも読んでいただき、ありがとうございます!