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【5/27,28広島戦●●】季節は初夏、これから梅雨に向かおうとしている

9連敗をすぎ、10連敗がやってきた。季節は初夏、これから梅雨に向かおうとしている。10連敗。それはいつしか、季語になるかもしれない。10連敗。6文字だ。少し使いづらい。10連敗。10連覇、であれば5文字で使いやすかったのに。でももちろん、10連覇よりは10連覇の方が馴染みがある。

10連敗。それは絶望の数字なのだろうか。いや、むしろこれからやってくる「連敗脱出」に向けた希望の数字かもしれない。2連覇からの、現実の厳しさを教えてくれる教訓の数字かもしれない。季節は初夏、これから梅雨に向かおうとしている。

そう考えると、10連敗がなんだという気もしてくる。だいたいこれは、前代未聞の数字ではないのだ。私達は前代に有聞している。有聞?そんな日本語はない。でもなんで、未聞のモンは聞なのだろう。問ではない。そういえば、聞をモンと読むなんて、この四文字熟語くらいしか知らない。季節は初夏、これから梅雨に向かおうとしている。

そういえば、よく晴れていた空は、いつのまにか雲が厚くなっている。silver liningを探すけれども、どうやらまだよく見えない。そうだ、季節は梅雨に向かおうとしている。

梅雨。長い雨は降り続く。雲は厚くのしかかる。しかし神宮の試合は、雨の中も元気に行われる。レインコートに無情の雨が大きな音を立てて打ち、ビールのカップに無情に雨が降りたまっていく。それはまさに、無情な10連敗のように、降り掛かっていくのである。季節は初夏、これから梅雨に…まあ、それは良い。

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