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東京ヤクルトスワローズ観戦エッセイ

ヤクルトが勝った日も、負けた日も、打った日も、打たれた日も、ノーノーの日も、(ほぼ)毎試合、観戦エッセイをアップします。勝った日は喜びを倍にし、負けた日は悲しみを半分…いや8割……
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2024年6月の記事一覧

【6/14オリックス戦◯など】奥川くんの涙と、宇宙規模の話。

あの日、急にマウンドを降りた奥川くんを見ながら、「急に実家に帰らなきゃいけなくなったとか、そんなんじゃない?」と、ヤクルトファンの先輩は言った。まさか、怪我なんて、そんなこと信じたくない、という風に。 でもそこから約2年、奥川くんは1軍のマウンドに戻らなかった。日を追うに連れ、怪我の状態が明らかになり、そして時間はどんどん過ぎていき、「奥川くんがいないヤクルト」で、戦う日が2年続いた。 自身も怪我とそして手術の経験があるたてさんは言った。「本人はもう、めちゃくちゃ辛かった

【6/5-12交流戦】ターニングポイントはあとからわかるもの。

「旅に出ている間はだいたい負けてる。」が、いつもの流れである。ところが先週は韓国にいる4日間、ヤクルトはなんと3勝1敗という成績だった。帰ってきてもなんだかんだと好戦を続けている。 「6月、なんかめっちゃ勝ってない?」と、ニュースサイトを見ながら息子に言うと、「そーなのよ。めっちゃ勝ってるの。でも、こんだけ勝っても、最下位なの。」と、息子が言う。「まじで!?」と言うと、「うん、しかも、個人成績見ても、本塁打も打率も打点も今1位はヤクルトの選手だけど、最下位なの。」と、重ねて

【5/30ロッテ戦△】うまくいくときは謙虚に、うまくいかないときは必要以上に悲観的にならないように

山田哲人のホームランを見るたびに、ああ生きててよかった。と、大げさでなく思う。