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とてつもなく好きなもの
ビッグコミュニティが好きだ。
ビックコミュニティとは
世帯数100戸以上の大規模マンションのことである。
ビッグコミュニティの存在を知ったのは
マンションの購入を考え、色んな物件を探していた時。
生まれ育った場所は田舎だった為
家イコール一軒家のイメージしかなく、100戸以上のマンションや団地を見た時は
軽いカルチャーショックを受けた。
通常マンションといえば上下左右に人が住んでいるのは当たり前だ。
だが、ビッグコミュニティはそれが何個も何個も何個も連なっている。
同じ窓やドアが何個も何個も…
更にそれぞれに人々が住んでおり、それぞれ別々の人生を歩んでいる。
そんな人々が一つの箱のような場所に集結していると考えると圧倒されてクラクラしたが
何故だか魅了されるし好きだな、と思えた。
都内からベッドタウンに引っ越してからビッグコミュニティを目にする機会が多くなった。
車に乗っていたり、散歩をしているとふと目の前に現れる。
多少恐怖を感じるが、まじまじと見て人がいなければ写真を撮ってしまう。
同じ家が連なっている分譲住宅も同じ理由で好きだ。
初めて高島平の団地を見たときは興奮した。
総戸数10,170。そこはもはや一つの街だった。
そういえば、ビバリウムという映画も全く同じ家が並ぶ住宅街でのスリラーで
内容はともかくその設定にとてもワクワクした。
ただ自分が住みたいかと聞かれると、それはまた別の話。
見た目が好きなだけでそこに属すのはただただ恐怖だ。
何百人何千人が同じ箱の中にいるものだ、と考えてしまう。
恐怖と興味は違うようで似ている。
もう少し暖かくなったらビッグコミュニティを探しに行きたい。