生後3ヶ月で心臓の手術を受けることに。経皮的動脈管開存閉鎖術
こんにちは。むしゃ子です。
私は、自分のような障がい児ママが自分と子を受け入れて、笑顔で子育てできるように活動しています。
今回は、生後3ヶ月にて動脈管開存症の手術をしたむしゃ美の話。
では、どうぞ。
お腹の中にいるときからあった心臓の病気、「卵円孔早期閉鎖」
むしゃ美は生後3ヶ月で人生初めての手術を受けました。
心臓の手術です。
ここからは、医療的な話になるので、少し難しくなります。
以前の記事で、むしゃ美は生まれながらに心臓の病気があったことを書きました。
その結果、出生時に全身に血液を充分に送り出すことができず
全身の酸素濃度が低くなり、上手く呼吸ができませんでした。
この原因になったのが、心臓のある部分の穴が既に閉じてしまっていたから。
この穴のことを、「卵円孔」と言います。
本来、穴が塞がるのは生まれてからでないといけないのですが
むしゃ美の場合は、生まれる前から既に閉じてしまっていました。
「卵円孔早期閉鎖」という病気でした。
その結果、心臓がちゃんと成長できておらず、出生時、新生児仮死状態となってしまいました。
これが一つの病気。
もう一つの心臓の病気、「動脈管開存症」
さらにむしゃ美はもう一つ、問題を抱えていました。
先ほど説明した心臓のある部分(卵円孔)が塞がってしまっていたことをお伝えしましたが
もう一つ、穴があります。
こちらも、先ほど同様に生まれてから数日で塞がる必要があったのですが
今度は、生まれて月日が経っても塞がる様子がありませんでした。
この穴が、動脈管。
むしゃ美には、「動脈管開存症」という病気も持っていました。
早産児にはよくあることで、このまま開いた状態にしておくと
体重が増えない可能性があること
呼吸が速くなってしまうリスクがありました。
当初は内服で閉じることを期待しましたが
むしゃ美の動脈管を定期的にエコーで観察した結果
閉じていく気配がないということで、手術をすることとなりました。
幸いにも、身体に負担が少ないカテーテル手術を受けることができた
有難いことに、通っていた大学病院は小児循環器に力を入れており、
開胸手術ではなく足の付け根の血管からカテーテルを挿入して行う、カテーテル手術が可能でした。
手術名は「経皮的動脈管開存閉鎖術」です。
開胸手術とカテーテル手術では、身体への負担が全く違います。
説明すると
開胸手術。「外科的手術」とも言いますが。
これは、脇の下の部分を切開して行う手術です。
歴史が長いため、治療実績が豊富・安定している一方で、体への負担が大きいのが特徴です。
一方で、
カテーテル手術は足の付け根の大きな血管からカテーテルを挿入して行う手術です。
歴史が浅いものの、胸を開く必要がないため体への負担が小さく受けられるのが特徴です。
どちらにも長所・短所がありますが、
私達夫婦は、病院で働いていた経験から脳卒中や心筋梗塞などで
カテーテル治療を受ける患者さんを目の当たりにしており、抵抗がなかったため
カテーテル手術の方がいいなぁと思っていたところ、
大変有難いことに
むしゃ美が通院していた大学病院はカテーテル手術が可能だったので、
こちらに決めました!
今回は、医療的な話になったので、難しかったと思います。
なので、ここまでにします。
この手術のために1週間入院しました。
コロナ禍の初めての付き添い入院。
私の心はぐちゃぐちゃになって、本当にしんどい思いをしました。
入院中のエピソードは別の記事で書いていますので
また読んでみてくださいね。
以上です!!最後まで読んでくださって、ありがとうございます!!