ふわもこパジャマなエッセイ
あやうく一生懸命生きるところだった というタイトルの本を読みました。
この本はふわもこパジャマのようなエッセイです。
女の子が冬に着るパステルカラーのふわもこパジャマ。
肌ざわりがよくて、温かく、目にも可愛い、ふわもこパジャマ。
文字のひとつひとつが優しいのです。
だけど、パジャマは外には着ていけません。
自分の家でほっとしているときに着るふわもこパジャマ。
大っぴらに見せるものじゃないけど、自分の心の居所に
この本もとどめて置きたいです。
本の作者は韓国人の方なのですが、日本と韓国は
集団意識が強い、という価値観があり、共感できることがあります。
国民性が出ている本であるともいえます。
話は、主人公である作者の方が、会社をやめることからはじまります。
この方は会社をやめて、企業して成功したわけでもありません。
ただそっと寄り添う文章がそこにはあります。