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新年の神棚よりごあいさつ

2024年元旦から食に関する話は別に書くことにしました。

語学・読書関連はコチラのnoteから↓↓↓


私が人に伝えたいこと、伝える価値が少しでもありそうな分野は完全に二極化しております。本を読むことや本業の英語に関すること、そして「食」についてです。あまりにもジャンルがかけ離れているために通訳者としてのブログに書くと、食の話は浮いてしまう。でも生きがいなので毎日書きたいことは、出る。だって人間、毎日何かしら食べて生きている訳ですからね。

食べることは子どもの頃から大好きで、小学校のときは身体測定のたびに

「増えました」

の連続だった小太りの小学生が今では小太りのオバハンと化しております。

え? 何も進歩がないじゃないかって?
いえいえ、進歩じゃないかもしれませんが、進化はしてますよ? 多分?笑笑

まあ、そんな感じで食いしん坊が服を着て歩いているような人間なので、お正月となると毎年おせち作りは楽しみでもあり、苦しみでもありました。

みなさんのご家庭ではどうでしょうか?
おせちは「買う」という選択肢もありますね。煌びやかなおせちの予約受付の案内をそこここで見ました。それで年末年始はゆっくりする、それもありだと思います。

ところが私の場合、作ること自体も楽しい、ときたもんだ。小学生のときから祖母の家にお正月のあいさつに行くときは自分で作った栗きんとんを持っていって味見をしてもらっていました。

「そうやね、今年のは裏ごししてないやろ?」
とか
「ちょっと甘味が足りないやないとね?」

などなど辛口評価を受け続けて、それはもうずいぶん鍛えられました。そして同じく辛口評論家の母からはさらに黒豆も任されてしまい、このふたつだけは何としても作らねばならん、なさねば年は明けないぞ? といった心境になっております。

黒豆と栗きんとん……どっちも甘味ですね。
結婚してからはそれに加えてできる限りおせち料理を作ろうとすると、毎年ひとりで大変な思いをしていました。

が、だんだん要領を得てきて、今年は大変いい案配に収まりました。作る負担、食べる喜びがちょうど釣り合った感じです。そう、私にとって「食べる」ということは毎日の負担であるより先にいかに自分が納得のいくものを食べるか、に尽きるのです。掃除や洗濯はできればぽーんと他人に放り投げてしまうけど、炊事だけは投げられない! だって自分の食べるもののクオリティが確実に下がるんだもの。

だから、やし坊は炊事から離れられないのです。あ、「やし坊」とは「いやしん坊」つまり、「食いしん坊」のことですね。こんなやし坊の厨房から小噺をお届けしたいと思っています。本業ブログともどもよろしくお願いします。

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