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イヌ1000本タケを考える

とある場所で「イヌセンボンタケ」に出会った。

このニョロニョロっぽさ、いい。

ヒトヨタケ属かな、なんて思ってたらキララタケ属らしい。
どちらにせよ「はかない系」キノコ。

ほんとに1000本ありそう。。。

なぜこんなに「数」が多いのか?

腐ったシダの葉からも生える。。。

腐ったシダの葉からも生え。

アスファルトの路面からも生える。ちなみにアスファルトを分解しているとは考えにくい。

アスファルトの路面からも生える。
きっと路面の凸凹に溜まった腐食を分解して発生したのでしょ・・と考える方が多いと思うが、なんか違う気がする。

せまりくるイヌセンの幼菌(白い点)

幼菌が路面から生えている。。
それもけっこうな量だ。
コスパ合ってんのかな?と思う。
つまり
路面の栄養素量(腐食量)< キノコの菌体量
ぽくない?

そこで頭にぽかんと思い浮かんだ仮説
イヌセン達は、ツル性の植物みたいな栄養取得構造してんじゃないかな?これは直感。

ツルは菌糸
花はキノコ

例えば一つの倒木などに菌糸をめぐらし、基盤を作る(ツル性植物の根にあたる)。そしてツルのように出来るだけ広範囲に菌糸を走らせる。
開花時(子実体発生時)にはツルから一斉に花(キノコ)を咲かせる。

なので一般的な腐生菌のように、分解した材の上に立派な(コストをかけた)子実体を作らず、広範に一夜城を築く。
そして一夜にして溶け、胞子液となった子実体は下流へ(数メートルだが・・)雨滴と共に流れ・・・また時を待ち、一夜城を築く。

今回の観察では、倒木生のイヌセンからアスファルト生えのイヌセンの所まで数メートルを、雨が降ったらこう流れるだろうなという範囲にイヌセンが分布して生えているように見えた。(子供の頃の砂場遊びの賜物の直感による推測)

何はともあれ
私はこのイヌセンを栽培(飼育)できないかと思案している。
きのこリウムの水槽に
年に1回、この一夜城、築いてくれたら最高ですわ。

いちめんの「なのはな」
もとい
いちめんの「いぬせん」
である。

満開のイヌセンを愛でるその日をイメージしてみる
なんだかできる気がしてきた。わっしょい!




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