小説「殺人出産」村田沙耶香
「殺人出産」 村田沙耶香
強烈な内容でした。
表題作の「殺人出産」は興味深く読めました。
ネタバレします。
10人産めば1人殺せる…という「殺人出産システム」が日本に導入される。
最初は拒否反応こそあったものの、最後まで読むにつれて、だんだんと合理的なシステムだなと思えてきてしまいました。
その自分の感覚こそが怖かったですが、社会に適応するということはそういうことなのかも知れないですね。
今、コロナの影響もあり、自宅待機要請中ですが、前は「ひきこもりを外に出させよう」「スマホ依存から脱却させよう」としていました。
この何ヶ月間で常識が変わりました。
この手の話しは、
いつか「世にも奇妙な物語」とかで、映像化されそうな話しだなと思いました。
読みながら、キャストは女優さんのあの方が良いなとか想像しながら読みました。
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