貪るように遊ぶ7才と1才8ヶ月-東京おもちゃ美術館
子どもと博物館・ミュージアムへ出かけてその記録を書いているnoteです。東京おもちゃ美術館に行ったら、子らが飢えたハイエナの如く遊んでいたので、その記録です。
※記事中の一人称は母、子はそれぞれ、7才・1才と表記します
曙橋駅からのアクセス
東京おもちゃ美術館は新宿区にあり、複数駅からアクセスが可能だ。今回利用したのは、都営新宿線の曙橋駅。公式サイトには、A1出口より徒歩8分とあるが、エレベーターがあるのはA3出口のみ。ベビーカー等の場合はご注意を。A3出口を出て、右に進み、横断歩道を渡るとA1出口方面に行くことができた。
隣にある愛住公園を目印に向かい、公園発見!と思ったら、建物の入り口は公園沿いにはなく、坂を登って迂回せねばならなかった。後で、公園の手前で右に入り、階段とスロープ付きの小道を進めばよかったことを知った。こちらも皆さまご注意を。
0~2才と小学生のペアは結果的に3~6才のおすすめコースだった
最初の狙いは、0~2才向けエリアの「赤ちゃん木育ひろば」に行くことだった。「安全面から3歳以上(兄弟含む)の入室、多人数での一斉入室のご利用はいただけません」とあるので、7才は入室できない。しかし小学生になった今なら1人で遊んで待っていてくれることだろう、と思いながら、公式サイト&チケット購入ページをよく読むと「館内は、小学生以下のお子さまのみで遊ぶことはできかねます」とも書いてある。…むむ。ここでは小学生の単独行動は許されていなかった。館内に保護者がいればよいと勝手に思い込んでいた。危ないところだった。
それを知ったのが出かける前夜。かなり行く気がそがれたが、まあきっと他に1才が楽しめる場所もあるだろう、と出かけることにした。
結果、冒頭に書いたように、2人とも猛烈な勢いで遊んだのだった。
最初に訪れたのが、「おもちゃのもり」という木の素朴なおもちゃがあるエリア。靴を脱いではじめに出逢った、黒板にくっつくおもちゃで遊び始めた時の2人の表情は忘れられない。さながら飢えたハイエナのようだった。え?今までそんなに遊びに飢えてた?と日々の暮らしが不安になるほどだった。
旧小学校校舎を使っているので、エリアはちょうど教室一つ分の広さ。そんなに広いわけではないこの場所で小一時間程遊び、意気揚々と「次へ行こう!」と7才が先導して、次の場所へ。
階段を下りた踊り場の壁にも遊べる場所があり、またここでしばらく遊ぶ2人。7才は、花が歯車になることに気づき、つなげてぐるぐるさせていた。
この日は、暑い日だったせいか平日の中でも空いている日だったそうだ。それぞれのおもちゃをほぼ自分たちで自由に使えて、思う存分遊んだ。大満足だ。
館内に食事をとれる場所はないので、お昼は持参したものを公園まで戻って食べた。よしずのかかった屋根付きのベンチがあったのでなんとかなったが、全員汗だくだった。キッズメニューと離乳食持ち込みOKの表示を通りがかりの飲食店で見たので周辺にはそういう店が多いのかもしれない。
昼食時間も含めて総滞在時間は3時間半ほどだった。もっと長くいたような気がしているから、母にとっても充実した時間だったようだ。
うちの7才は、まだまだごっこ遊びに熱中できる子なので、1才と同じ場所で楽しむことができた。今回はほとんど通り抜けただけで終わった「ゲームの部屋」で遊びたくなったら、きっと母1人では2人を見きれなくなるだろう。
今度は7才が学校に行っている間に、こっそり1才と「赤ちゃん木育ひろば」を堪能しに来なくては。
ミュージアムショップは、赤ちゃんへのプレゼント探しに最適
博物館・ミュージアムに併設のショップは、どこもいつもわくわくするものだが、ここもかなりのわくわくゾーンだった。グッド・トイに選ばれたカードゲームや、かわいい木製のおもちゃたちは、ただ見て触るだけでも気分が上向いてくる。
木製のおもちゃたちは、どうしても赤ちゃん向けのものが多い。そしてどうしても価格帯は高めになる。1才8ヶ月の、しかも2人目のおもちゃ箱に追加しようという気になることはできず、何も買わずに帰ったけれど、ここで赤ちゃんへのプレゼントを探すことができたら、それはとてもしあわせな時間だろうな。
ミュージアムショップは入場料不要で入ることができる。それに、この東京おもちゃ美術館は大人だけでも入ることができるし、大人だけで遊んでいても全然OKな空気感があった。
いつか子どもたちがもっと大きくなって時間を持て余すような日がきたら、ふらっと遊びにいくのもいいかもしれない。