話すための「書き方」
私の学級は聞くことが苦手です。私含め、教師の話に耳を傾け、最後まで話を聞くことに課題があります。
これには様々な背景があると思います。
・個々の特性
・学級の醸成されている「聞かなくてもよい」という雰囲気
しかし、言葉を司る職業として目を背けてはいけないのは自分自身の「話し方」だと考えています。相手が話を聞かない。耳を傾けない。このような現状に対して、自分の話し方に起因しないことには何も変わらないと思ったのです。
『人を惹きつける話し方』
私が出会ったのはこちらの著書です。著者である佐藤政樹さんは、飛び込み営業でトップクラスの成績を収めるだけでなく、「劇団四季」で主役を務めるなど優れた話し手としてこれ以上ない実績を持たれている方です。
そんな佐藤さんも始めから優れた話し手だったわけではなかったそうです(話し下手だったとご自身は語られています)。そんな佐藤さんがいかにして人を惹きつける話し方を身につけたのか、そして人を惹きつける話し方を身につけるためにはどうすればよいのか。これらのことについて、本著書を読むことを通して学ぼうと思いました。
話すために「書く」
著書から得たヒントとして、話すために書くことを実践していきます。
書くことによって自分の中にある漠然とした想いや考えを言葉に変換することが目的です。まず、大前提として人を惹きつけるためには、伝えたい事柄について自分自身に腹落ちし、実感を持って伝えることが重要だと佐藤さんは述べています。しかし、自分自身に腹落ちさせるには自分が伝えたいことが自分なりに言語化されていなければなりません。このステップを飛ばして話そうとするとまさに「口から出まかせ」になってしまうと思ったのです。
どのように書くか
では、実際どのように書くか。次のような3つの柱で書いていきます。
自分自身の経験・体験
経験・体験に対する気づき
気づきを踏まえて自分にどのように役立てていくか
世の中は様々な情報で溢れています。あらゆる事柄が自分自身の経験や体験になります。それらを「話すために書く」ことに紐づけていきたいと思います。