歯ブラシ何本売れていますか?
明けましておめでとうございます。
新年初めての投稿は「医院で歯ブラシ何本売れていますか?」をテーマにお話しします。ご自身の医院で月どのくらい売れているか、振り返りながら記事を読んでみてください。最後にセミナーのご案内もあります。
歯ブラシを買う人の心理
おそらく日本に住むほとんどの方が歯科医院で歯ブラシを買ったことがないと思います。つまり、歯科医院では本腰を入れて売ろうとしていないと言えるのではないでしょうか。そもそも歯ブラシは口腔内の環境を良くする最重要ツールのはずです。
では消費者はどのように歯ブラシを選んでいるのでしょうか?スーパーやドラックストアに行くと様々な歯ブラシが一面にディスプレイしてあり選び放題です。選び放題がゆえにどれが自分に合っているかわかるわけもなく、多くの人がCMなどで得た知識を元になんとなく歯ブラシを選んでいるのではないでしょうか。
それでも気が引ける理由
本来であれば歯並びや歯の状態、年齢、を加味してプロとしておすすめの歯ブラシを提案することが自然だと思いますが、、、なぜ歯科医院は歯ブラシを売ることに気が引けてしまうのか。
①物販は利益が薄い
②歯科医院は治療するところだから物販はしない
③スタッフのモチベーションが低い
④在庫リスクは抱えたくない
⑤そもそも売れない
先生方の考えを整理すると大体こんなところでしょうか。確かに〜と思う反面私たちはこうも感じます。
①歯ブラシの理想の交換頻度は月に1本、毎月歯科医院に来てくれる機会を作ることで診療頻度を増やす=全体の利益を増やすことにつながる。
②治療後のケア、予防のための提案と考える。せっかく治療した歯を維持するためにも最適なケア方法をご提案、並びに定期的な来院を促す。
③一番重要なのは院長先生のモチベーションです。医院は院長先生の影響を受けて、そのまま雰囲気や従業員のモチベーションに反映されます。
④最初はスーパーほど商品を陳列する必要はありません。皆さんがいいと思った商品だけを置くところからスタートしたほうが、結果的にもおすすめしやすいのではないでしょうか。
⑤売れない理由を考える。ちゃんと提案しているのに売れないのであれば、その原因や課題を探る。仮説を立ててブラッシュアップすることも大切です。
提案したほうが印象がいい
患者さまのことを良く知るプロがおすすめする歯ブラシと、なんとなく選ぶ歯ブラシ。ご自身だったらどちらがいいでしょうか?
歯科医院で歯磨き指導を取り入れている歯科医院は多いと思いますが、+αで歯ブラシの提案をしてみてはいかがでしょうか。患者さまにとって人生初のご提案かもしれませんし、自分の歯にあっていると言われたら興味ももちます。そう考えるとむしろ提案したほうが歯科医院の印象も信頼度もアップすると考えられませんか?
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