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中央医療専門学校にて 「小顔音読の特別授業開催」

長引くマスク生活による口元トラブルや悩みが増加していることから、群馬県太田市にある中央医療専門学校にて歯科衛生士を目指す学生に向け「小顔音読」についての特別授業を7月1日(木)にリモートで行いました。
学年問わず多くの方に参加いただき、楽しく実践してみたくなるような内容をお届けしました。今回は、そんな授業の内容を詳しくご紹介します。

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「口元」とはどんな場所か

はじめに、”口元とはどんな場所か”を学生に考えてもらいました。ほとんどの学生が見た目だけでなく、健康にも重要な場所と答えています。

長引くマスク生活による口元の悩み、加齢による口元の変化、増加している口呼吸への弊害もあります。また、口元の筋肉がゆるんでしまうと、舌の位置もだらんと下がってしまい口角も下がり、老け顔に…。
そこで見た目や健康にも深く関わる「落ち舌」を改善するため、トレーニングをみんなで楽しく実施しました。

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「魔法の早口ことば」について

私が考案した「魔法の早口ことば」「だぞざどどざぞだ」をスラスラ3回連続で言えたなら、この記事を読んでいる皆さんもきっと小顔になれるはず。
ポイントは口を大きく開けて、鏡を見ながら1文字ずつはっきりと発声することです。最初はゆっくりでもOKなので、だんだんスピードアップしてみてください。

コロナ禍での授業なので、「早口ことば」ではなく今回はマスクをしながらできる「べろ引っ込め」で落ち舌対策、「歯ペロ運動」でフェイスラインの引き締め、顔全体のリフトアップに「上あご押し」に挑戦していただきました。
学生の皆さんは普段使わないインナーマッスルを使ったことで、口元の筋肉がポカポカした様子を感じながら楽しんでくれていました。

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「小顔ほぐし」の実践

小顔作りの最終セッションは顔のコリや疲れをほぐす「小顔ほぐし」を実践しました。最初にリンパの元栓を開くための「鎖骨下のリンパ節ほぐし」、顎関節症で悩む方も多い「側頭筋ほぐし」、噛み合わせで頑張ってしまいやすい「エラほぐし」に挑戦!

鎖骨から上の首、顔、頭のコリをほぐすことができ、午後の授業ということもあり皆さん気持ちよさそうにマッサージしていました。簡単でとてもスッキリするので、デスクワークの方にもおすすめです。

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磨き残しゼロへ歯磨きのアドバイス

外側を整えたら、口腔内へ移りましょう。歯科衛生士は、患者さまの歯磨き方法を指導することも多いです。しかし数回の指導で磨き方のクセを改善するのは難しく、悲しいですが忘れられてしまうこともあります。私は患者さまに歯磨き指導をする際、形状の異なる3本の歯ブラシを朝昼夜に使用することをおすすめしています。1本の歯ブラシだけでは届きにくい箇所も3本あれば互いに補い合うことができます。
患者さまの生活環境を見据え、アドバイスできる知識を蓄えることも歯科衛生士にとって大切です。

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口元は人生の鏡

最後に、「口元は人生の鏡」であることをお話しました。目元のカワイイは、メイクで作れますが口元や歯の状態はメイクでは変えられません。現在の生活状況が口臭や虫歯として現れ、歯並びには生活習慣のクセ、口角の位置や周囲のシワにはポジティブ・ネガティブ傾向も見て取ることができるのです。
また、一度削った歯は元に戻ることがありません。歯を削って後悔している方が多い現実を、歯科衛生士を目指す皆さんに改めてお伝えし「予防歯科の普及」にぜひ一役買ってほしいと願っている私の想いを熱く語らせていただきました。

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想いが強すぎて、長くなってしまいましたが今回はこんな内容をお届けしました。
参加した学生の皆さんからは、「友人や家族にも教えてあげたい」、「新しい知識が増えると同時に楽しく講義が受けられた」、「舌回しトレーニングを毎日実践したい」といったうれしい声をいただくことができ、皆さんの将来が楽しみになりました。
マスク生活のトラブルや悩みにピッタリのトレーニングをぜひ皆さんもやってみてください♬