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3月楽しみな歌舞伎と大衆演劇

3月がスタートです。

今月もよろしくお願いいたします。


まずは歌舞伎のこと。

歌舞伎座「三月大歌舞伎」は久しぶりの「仮名手本忠臣蔵」です。しかも通し狂言です。

通し狂言とは、物語の最初から最後までを通して上演すること、もしくは近い状態で上演することを言います。

今年は松竹創業130周年。記念yearとして、松竹は三大名作をそれぞれ通し狂言で一挙に上演することを発表しました。

3月 仮名手本忠臣蔵
9月 菅原伝授手習鑑
10月 義経千本桜

一挙に上演するのは創業100年の時以来、30年ぶりだそう。

現在の歌舞伎は、一つの場面だけ上演することが多いので、こうして通して上演することは、まして古典の演目は珍しいことです。

その第一弾、今月は歌舞伎座が忠臣蔵一色に染まります。

歌舞伎座チラシ

全段を上演するわけではありません。見ると人気が高い場面をピックアップしている印象があります。

私としては最初の「大序」から観られるのはとても素敵だと思っています。是非、目で見て楽しんでほしいと思います。開演10分前からは口上人形の配役読み上げが始まるそうです。早めな着席をお勧めします。

ラストの赤穂浪士たちが吉良邸に討入り、引き揚げる場面を観る時、私はいつも大序や松の廊下の場面が心に甦ってきます。そこまでの長い長い物語はとてもドラマティックです。

一人一人の立場で、それぞれの想いがあります。通しで見ると改めて深く感じるものがあります。

今回、さらにキャストがAプロBプロで分かれています。これは本当にずるい(笑)由良之助を演じる仁左衛門さんの日は完売日が増えている印象です。

でも松竹webサイトはチケットが戻ってくる現象が起こるので諦めず見ることが大事です。

なんと私はチケットを持っておらず。。。全て幕見席で狙ってみようと思っています。今の私は大衆演劇の日程を先に入れたいので、歌舞伎チケットが後になっています。その間に行ける日が無くなってしまった。

でもご縁があれば行けると信じています。

観て感想を書きたいなと思うし、今まで観てきた仮名手本の思い出も書いていきたいです。私の仮名手本デビューは2008年平成中村座の通し狂言でした。今でもその空気を覚えています。


また、久しぶりの春風亭いっ休くん

3/7の勉強会に友人と行く予定にしています。いっ休くんは歌舞伎座で遭遇するくらい、歌舞伎を観る方です。知人でもあり応援しています。


そして、大衆演劇は純弥さんの「恋川純弥 一人会」

約2年ぶりの開催です。大阪世界館で行われます。

一人って一人?みたいな感覚です。出てくるのは純弥さんだけというファンにはたまらない会です。

昨年6月のTEAM純弥公演のラストショーで、純弥さんがメンバー全員と相舞踊をするという企画がありました。前奏の間に早替りして途切れず曲が流れる中、バンバン登場してきたことがあります。

澤瀉屋の早替りを観てきた私です。猿之助さんの一人18役も観ました。純弥さんの手際の良さとスピード、そして登場する時の「純弥です!」みたいなオーラに引き込まれました。約5分の曲ごとの早替りは大変だったと想像します。

今回、舞踊と歌と演奏のよう。楽器もできる方なので楽しみです。早替りではなくとも、一人だけだから近いものはあると思う。

誰かを頼ることができない舞台。自分の芸だけで魅せる約3時間です。お弟子さんがいるので多少は踊るのかもしれませんが。。。そんな会を観るのは初めてです。

純弥さんが観たいという理由だけでなく、何故そこまでするのかという想いが私には湧いてくるのです。

観たら分かるのでしょうか。同じ空間でそのエネルギーを感じてみたいと思います。

大阪は友人と一緒に行きます。歌舞伎も大衆演劇も一緒に楽しんでくれる人。久しぶりに会えるので嬉しいです。当日券もあるようですので関西の方は是非。


感想はMAGAZINE「ayaMAGA」でお話をしていきます。

今月も楽しみます。



aya


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