運気の強くなる家(部屋)⑨
私が武蔵野算命塾として占い師と名乗るまで、知らなかったことがあります。
それは、風水では、生年月日やその人の状況を加味して観るということを、私は教わったわけですが、世間では、そういうことを無視して鑑定する「家相の先生」という人たちが大多数だったということです。
どういうことかと言いますと、公務員であろうが、自営業であろうが一緒、子供が男の子だけであろうが、女の子だけであろうが一緒、ということになります。
もし、家相というものが、人生に影響を与えるというのであれば、おかしいと思いませんか?
そういうことを、世間の「家相の先生」という方に指摘しますと、「いや、私はきちんと観ています」と仰るのですが、実際に私どものところにご相談に来られる方で、過去に風水の先生に観てもらったという人たちに聞きますと、家相の先生に、生年月日や家族構成などを聞かれたことがある人は、一人もいませんでした。
実は、気にしていないということです。
不思議に思っていることがありまして、風水は人の数だけあるのに、風水の本は1,500円程度で売られていますね。
みんな同じなら納得はできますが、それこそ百万通りのパターンがあるはずなのですが。。
私が教わったのは「本当に本には書けないので、基礎的な考えだけ教えるから、あとは応用しろ」ということでした。
ですから、ここでも、色々な条件で個人差のある風水を、全部述べることは不可能ですから、共通の考え方を中心に述べたいと思います。
まず、家(部屋)の形は、東西に長く、南北に短くが望ましいです。
とはいっても、特にマンションは南北に長い家がほとんどで、その時点で凶相で、そういう家(部屋)は、陰の気が強くなりますから、オススメはしません。
どういうことかと言いますと、家相は運気の一番のベースになりますから、陰の家(部屋)に住んでいて、陽の気に満たされることはないということです。
陽の気というのは、笑顔が多いということです。「友達といたら楽しい」ということとは意味が違いますので、勘違いされませんように。
そして、独身女性に注意していただきたいのは、北玄関の家(部屋)です。
これは「愛人の家」といって、本当に愛人になることもありますが、肉体関係が先行する付き合いをする人が住む家(部屋)になります。
肉体関係は愛情で、愛とは違いますから、これを勘違いしますと、世間に多い「こんなはずではなかった」という結婚になります。
さらに万人が気をつけなければならないのは北西で、ここが欠けていたり、大きな窓(ベランダ)があったりしますと、仕事運がないことになりますし、自営業でも豊かになることはありません。
ただ、家の形は凹凸がありますので、きちんとした中心のとり方を知らないと、全然意味が違ってきますし、方位のとりやすい正方形とか長方形の家(部屋)は、その時点で凶相になります。
自分のやりたいことや、避けたいことに合わせて、凹凸がある方がいいわけです。
あとは家族構成によって、方位が変わってきますので、それを全てここで書くことは不可能ですが、自分の関係する方位に不浄物(お風呂、トイレ、階段、玄関など)がなければよろしいのですが、現代の家(部屋)は、これが恐ろしいほどの確率で凶相になっておりますので、改善が必要になってくるわけです。
特に気になるのは、主人がガンになる危険性を持った家と、登校拒否の可能性がある家が多いことで、現代の問題の原因に、家相が大きく影響していることがわかります。
つづく