そろそろ花粉症の準備を⑤/日日雑記

最後にアレルギー体質を”治す”食事の話をしましょう。

日本人の大部分は、東洋医学の陰陽論で分類しますと陰性体質になります。
西洋人は陽性です。

陰性も陽性も進み過ぎるとアレルギー症状が出てきます。

日本人の食事は、本来、中庸のやや陽で、非常に理想的だと言われていました。
ところが、西洋食は西洋人の陽性体質の熱い体を冷やす食事ですから、基本的に陰性です。
ですから陰性体質の日本人には合っていないわけです。
陰性の日本人が体を冷やす西洋食を毎日食べますと、陰性が極度の陰性(極陰性)になります。

極陰性も陽性が進み過ぎた極陽性もアレルギー症状が出ます。

花粉症で鼻を詰まらせている人に、焙煎度の高いお茶(陽性)に天然塩をひとつまみ入れて飲ませると鼻づまりが治ってきますが、そこへポテトチップス(陰性)を食べさせると、30分で元に戻ってしまいます。
ですから、私はアレルギーの相談を受けると、最低限、朝食は、ごはんとみそ汁にすることから始めます。
朝から陰性の食事(パン食)をすると、やる気をそがれる(陰性)ことは、医学的にも証明されています。

自分の住んでいるところより北で出来るものは陽性で身体をあたため、南で出来るものは陰性で身体を冷やします。
ということは、極端な話、日本より暑いインドで出来るカレーは、どんなに辛くても身体を冷やすことになります。
だからアレルギー患者は、カレーが好きなのです。

日本人のアレルギー患者の90%が陰性アレルギーですから、そば(陽性)に天然塩(陽性)をひと摘みかけて食べると調子がよくなります。
最高の食事はクジラ(寒い南氷洋で暮らす、全部が赤身で陽性の動物)で、できれば刺身で食べてください。生が苦手な人はステーキでもいいのですが、必ず熱いうちに(冷めたら陰性)で食べてください。

アレルギーを治そうと思ったら、ポテトチップスやファーストフードのポテトは禁食にしてください。

「身土不二」という言葉があって、自分の住んでいる土地で獲れるものを食べていれば、病気はしないと言われています。

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