非営利と無所属。独自の判断のみで運営すること
タウン情報サイト「武蔵小杉ライフ」は、「非営利・無所属」を大原則として活動しております。
今回はその理由について、お話ししてみたいと思います。
フリーハンドを得るために
武蔵小杉ライフを開設する際、大原則として決めたことは、「自分が信じる通りにしかやらない」ということです。
「武蔵小杉ライフ」の編集方針は、武蔵小杉ライフ運営委員会の独自の判断によってのみ決定されます。
何故ならば、本当に自分が伝えたいと思った情報を、独自の視点でお伝えしたかったからです。
そのためには、誰からも口出しされない立場にあることが必要です。
サイト運営が生計の手段になってスポンサーの意向に添わなければいけなかったり、行政やデベロッパーの太鼓持ちになっていてはいけません。
そのための「非営利・無所属」でした。
「非営利」を貫く
サイトは非営利で運営しよう、と一番最初に決めたのですが、よくよく考えればマネタイズしようと思ってもそう簡単にできるものではありません。
普通は無用な心配ともいえますが、武蔵小杉ライフについては、サイト開設当初からたいへん多くの方にアクセスいただきました。
それだけ、武蔵小杉に関する情報ニーズがあったということなのでしょう。
結果として初年度から、大手デベロッパーなどから広告出稿のオファーを受けることになりました。
答えはもちろん「NO」です。
武蔵小杉では大規模な再開発が進められており、地域の情報としてお伝えしておりますが、デベロッパーの紐付きになっては「何だ、結局デベロッパーの宣伝か」と全ての信用を失います。
また収益を目的とすると、そのためのアクセス向上や「受ける記事」にどうしても寄ってしまいます。
受けようが受けまいが、自分が伝えたいと思ったことだけを伝えるのも、たいへん重要なコンセプトです。
あくまでも何を地域に届けたいのか、独自の判断によってのみ運営すること。そこはぶれないように心がけてきました。
「非営利」は、そのための大前提でした。
無所属であること
そしてもうひとつ譲れないことは、「無所属」であることです。
つまり、商店街や町内会など既存の地縁組織、行政、企業などから自由であることです。
もちろん、商店街の取り組みやさまざまな地域活動など、地域のためになることは無償で積極的に協力します。
ただそれはその団体や組織の宣伝担当としてではなく、あくまでも独立した立場から、良いと判断したものをお伝えするということです。
どなたであっても、「これを書いてほしい」「これは書かないでほしい」というご要望は受け付けておりません。
情報提供いただければ、独自の判断の上でお伝えしております。
また、さまざまな団体と距離が近過ぎると「しがらみ」ができますから、かえって情報をいち早く、自由にお伝えしにくくなります。
武蔵小杉には素晴らしい活動をされている方が多くいらっしゃいます。
そんな皆さんのご活動を、第三者の視点で引き続きお伝えしてまいりたいと思います。
ご理解くださる方々
取材対象の中には、このような「武蔵小杉ライフ」のコンセプトを理解してくださる方が多くいらっしゃいます。
特に非常に大きな活躍をしていらっしゃる「大物」の方ほどご理解をくださいます。
当然「こう書いて欲しい、欲しくない」「自分の考えと違う」といったご事情はあるはずですが、決してご自身の希望を押し付けず、「武蔵小杉ライフ」のフリーハンドを侵さないよう配慮をいただけることが多いです。
これはたいへん嬉しいことです。
「note」のサポートについて
「武蔵小杉ライフ」の運営には、サーバレンタル、ブログサービス利用料、ドメイン、ソフトウェア購入、サイト構築費、取材費、機材費など、人件費を除いても少なくない費用がかかっています。
非営利ですから、これらは全て持ち出しの赤字運営ということになります。
かねてから「武蔵小杉ライフ」のコンセプトに賛同をくださる個人の方から、時折寄付のお申し出を受けることがありましたが、これにははっきりした仕組みができていませんでした。
また、あまり巨額の寄付をいただいて、大口スポンサーのようになってもいけません。
そんな中で出会ったのが、この「note」です。
「note」では、今までお話しする機会がなかった、「武蔵小杉ライフ」としての思いを綴ることができます。
また投げ銭のようなかたちで、賛同いただける方から気軽に、少額からサポートをいただける機能がありました。
これはなかなか良いツールのように思われました。
今後も無理のない範囲で、「武蔵小杉ライフ」としてのメッセージをきちんとお届けしてまいりたいと思います。
その上でサポートをいただけることがもしありましたら、「武蔵小杉ライフ」を無償で提供し続けるための運営費として活用させていただきたいと思います。
ただ、やりたいように
「武蔵小杉ライフ」は、今後も地域のためになると判断できることには無償で積極的に協力してまいります。
どこにも所属せず、やりたいようにしかやりません。
たいへん我が儘ともいえますが、そこからぶれないことがご信頼の源と考えております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。