「にしのあきひろ 光る絵本展 in エッフェル塔」 #01
10月26.27日にパリのエッフェル塔で行われた「にしのあきひろ光る絵本展inパリ」に、今回ボランティアスタッフとして初参加させて頂きました。
もう日本でもニュースになってますが、2日間で6000人を動員、そこで販売してたプペルの絵本(フランス語版)も足りなくなるという、とんでもく面白い展覧会になりました。
本当に来れてよかった!
今日もついてる!!
まさか、長い間会ってみたかった西野さんと、エッフェル塔の展覧会を一緒に作れるなんて!
設営中の中、外から会場を覗いてる子供達がいると、西野さんは次々と中に迎え入れては、絵本をプレゼントしていく。
内緒だよー!!
と日本語全開な上、結構大声で言いながら。
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今回初めて参加した西野さんのボランティアスタッフ(ボラスタ)で、僕は撮影班代表の学生インターン、小田君(おだっち)の元で映像と写真を残す事になった。
おだっちと僕は、今回の展覧会の責任者を任された、学生インターンの瀬戸口君(セトちゃん)に密着して撮影する事に。
セトちゃんの側にいると、分刻みでやって来るハプニングの報告。
運搬用のエレベーターが動かないので一時作業中断です!
エッフェル塔に誰か登り始めたので、お客さんは全員退去です!
誘導の導線に問題が!
明日の予報は雨なんで、傘を入口で預かると、出口の場所はどうしますか?
中の人が混雑し始めてます!
VRが落ちました!
部屋が寒いって言われて、、、
パンフレットの数が、、、
などなど、セトちゃんの元にはひっきりなしに連絡が入る。
それをセトちゃんと周りのスタッフの方や、ボランティアスタッフのみんなが瞬時に解決に動いていて、もうパリに来る以前から一緒に色んな問題を乗り越えて来てるんだろうなあと、カメラを向けながら想像してた。
そんな中、展覧会とは別の所で問題が起こった。
初日を終えた時の事だ。
お金を引き出そうとATMに寄った時に、唯一持ってたクレジットカードが突然使えなくなってしまった。
他のATMに行っても同じ結果だ。
最後に使ったのがいつだったか覚えてないくらい、普段カードを使わない僕は、誤ってパスワードを何回かミスってしまい、カード会社に止められてしまった様だった。
カードを復活させるには一度ドイツに帰らなきゃいけない。(俺なのに!本物の俺なのに!!)
財布を開くと、持ってる現金はあと20ユーロぽっきり。
とにかく展覧会の終わるまでは意地でもパリにいたい。
っていうか、20ユーロじゃ家にも帰れないし、明日から宿にも泊まれないじゃないか!!
僕は半泣きでボランティアスタッフのグループに事情を説明して、お金貸してください!!というメッセージを送った。
そして翌朝、会場でみんなと合流した時の事だ。
みんなが次々とお金を手渡してくれるじゃないか!
しかも、
貸しとかじゃないですから!
これ撮影代でーす!良いの撮ってくださいね!
カレンダー売ってるんですね、じゃあこれで買います!
人の金で食う食事は一番うまいってホームレス古谷さんが言ってたんで、これで何かうまいもの食べてください!
なんて始末。
昨日初めて会ったばかりの僕に、そんなに優しくしてくれるなんて、一体この人達はどうなってるんだ!
しかも、殆どの人はこの展覧会の為にわざわざ日本から来てるって言うじゃないか!
バカなの?神様なの?
自分を見失うほど強烈な恋の真っ最中なの?
人間は誰かに助けてもらうと、その人との距離がグッと近くなるもので、その事件以降、みんなとよく喋るようになった。
命の恩人が急に10人近くも増えてしまった。
生涯愛してます。
そんなこんなで、なんとか展覧会の終わるまでパリにいられる事になったのだった。
【パリでの個展でも大活躍だった、幻冬社の袖山さんの記事が本当に面白いのです】
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【レターポットでの感想って本物の愛だと思う派】