20240124 NWL所感
本noteでは、1月24日に開催されたNEW WAVE LIVEの所感を綴る。
NWLとはNSC札幌校の卒業生からなるライブであり、ネタとコーナーから構成されている。
今回のライブでは、秘蔵はトップバッターの出番であった。
トップバッターとしては非常に楽しくネタをすることができたが、
もっとお客さんと一体になって楽しめればよかったとも反省。
ネタが賞レース位、間が詰め詰めのものだったので、
もっとNWLの柔らかい雰囲気でもゆったり楽しめる、かつ面白い漫才やコント作っていきたい。
そして、やはりNWLといえば、コーナーである。
前半コーナーは、「コンビ結成くじ引き!」
後半コーナーは、「オーディション対策特技披露!」
だった。
まず、前半コーナーでは、くじ引きにより新しくコンビを結成した。
というのも、次回のNWLで、そのコンビで2分ネタを行うからである。
いわゆるシャッフルコンビだ。
以下、成立したコンビ名とそのメンバーを綴る。(ネタ順もこの通りになるらしい)
A いわしグラタン(電人バンド/ウラタニ & 暮花火/タダヨシ)
B ハッピーライオンズ(華花クラッツ/ザキ & 秘蔵/武蔵)
C 男性ホルモン(華花クラッツ/たいよう & 激チャリ/とっち)
D 佐々木拓杜(ねこ超人/佐々木拓杜 & 暮花火/サカヅメ)
E 異世界の美魔女(激チャリ/ちか & 恥晒し骸骨ドブ達磨)
F ブレーメン(よせあつメン/すみたす & 電人バンド/オーセコ & なかもりあや)
G 真夜中の密(アライヒカリ & 秘蔵/ジャンゴ)
ここでは、僭越ながら各コンビに期待したいことを記していきたい。
(※ この期待は非常に勝手なものであり、独善的です)
A いわしグラタン(電人バンド/ウラタニ & 暮花火/タダヨシ)
このコンビの特徴は、どちらもボケであるということだ。
よって、見どころとしてはどちらがツッコミに回るのか、または、ツッコミがいないのか。
ウラタニが漫才でツッコミをしているのは、「秘電のタレ」で一度見たことがあるくらいで、根っからのボケ気質である。テンポもいい。
タダヨシは、いわゆるフリオチのボケというよりかは、天然のあほちゃん、みたいなボケ方をする。テンポよりは、質感重視。
この会話のテンポも違う二人に期待するのは、トップバッターということもあって、完成度がめちゃくちゃ高い王道漫才である。もう全くふざけないでほしい。ただの面白い漫才が見たい。そして、いわしグラタンとして成長した二人が、各々のコンビの戻って、その学びを活かしてほしい。
ジャンプのマンガのようなストーリを期待する。
B ハッピーライオンズ(華花クラッツ/ザキ & 秘蔵/武蔵)
まず、コンビ名がかわいい。
そして、いわしグラタンとは逆で、ツッコミ同士のコンビである。
しかしながらツッコミの強度はザキさんの方が大きいので、おそらくツッコミはザキさんになるだろう。まだわからないが。
ネタは、普段のそれぞれのコンビではできない札幌吉本では未開拓の領域にチャレンジしてほしい。
C 男性ホルモン(華花クラッツ/たいよう & 激チャリ/とっち)
コンビ名の通り、二種類の「男性ホルモン」同士のコンビである。
私見だが、たいようさんもとっちもボケでもツッコミでもない、
たいようさんは「漢」で、とっちさんは「オス」である。
どちらもめちゃくちゃにエロい。(偏見も込みで)色気があるという意味で。
この「男性ホルモン」の塊であるコンビが持つ潜在的なパワーは恐ろしい。とんでもなくエロい漫才を期待したい。
わかりやすいエロさなのか、はかないエロさなのか、かわいいエロさなのか、AVなのか。心が躍る。
D 佐々木拓杜(ねこ超人/佐々木拓杜 & 暮花火/サカヅメ)
結論から言うと、「無難」。
この一言に尽きてしまう。コーナー内でも申した通り。
しかし、一夜たって、実は、シュンペーターが言う創造的破壊、つまりある種の爆発的革命を起こす可能性を最も有しているのはこのコンビではないかと感じてきている。
なぜなら、どちらも根っからのツッコミだからだ。逆説的ではあるが。
つまりつまり、僕が言いたいのは、この札幌吉本にマシンガンズさんの後継が現れるかもしれないのである。世間や札幌吉本、お笑い業界に二人でツッコんでいく、そんな芸が爆誕するかもしれない。
拓杜さんの、芯のつく響き渡るツッコミと、サカヅメの瞬発的でしなやかなツッコミの調和によるインタラクティブな笑いの構造に期待である。
E 異世界の美魔女(激チャリ/ちか & 恥晒し骸骨ドブ達磨)
僕の好きな概念に「VUCA」というものがある。
「VUCA」とは、
「Volatility(変動性)」「Uncertainly(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字をとった言葉で、予測困難な、その意味で無限的な状況を示す。
そして、このコンビは、まさにVUCA。つまり、カオス。宇宙ができる前、秩序ができる前。
良くも悪くも「何かが始まる」のは確かである。
これほど貴重な機会はない。この世に生きていて、宇宙の誕生を見られるチャンスがあるだろうか。
次回のNWLでは、それをこのコンビを通じて覗くことができる。ネタはちかちゃんが書くとのことだ。天衣無縫なネタができるだろう。
F ブレーメン(よせあつメン/すみたす & 電人バンド/オーセコ & なかもりあや)
今回、唯一のトリオである。絶対に、すみたすさんにネタを書いてほしい。なぜなら、すみたすさんのネタは圧倒的に唯一無二、唯我独尊だからである。
そして、すみたすさんには、後輩のオーセコとあやちゃんの皮を是非とも剥いで頂きたい。すみたすさんのネタにはそれほどのエネルギーが存在する。
トリオの面白いところは、コンビに比べて会話の組み合わせが格段に増えることだ。
コンビだと会話の方向は、2種類しかない。
それに比べて、トリオは、全員が一斉に話す場合も含め、7種類あるのだ。立体感が広がる。故に2分でどうまとめ切るのかという問題も生じるが、どちらにせよ、すみたすさんのユニークな脳みそによって、孵化するオーセコとあやちゃんの蝶の姿に期待したい。
G 真夜中の密(アライヒカリ & 秘蔵/ジャンゴ)
シャッフルネタのトリを飾るのは、わが相方も参画するこのコンビである。アライさんがいる安心感は凄い。
ただ、若輩ながら、アライさんに一つ忠告させていただきたいのは、ジャンゴはアライさんを「女性」6割、「芸人」4割で見ているということだ。
しかし、芸人なるもの「弱み」こそ「強み」になる。
ジャンゴの下心が、咀嚼され、笑いへ消化されたとき、ジャンゴは天に召されるだろう。最高のトリを期待させていただきたい。
以上、非常に自分勝手な妄想を繰り広げたが、書いているうちにどんどん次回のNWLが楽しみになってきた。
是非皆さん、会場で各コンビのネタに刮目してほしい。
最後に、二つ目のコーナーの感想を述べて終わる。
特技披露では、華花クラッツのたいようさんが、「架空校歌斉唱」、僕武蔵が、「すみたすの思考を読む」を披露した。
たいようさんの「都立沖縄高校」は最高だった。
言葉の矛盾がすごい。普通にネタに使いたい。
歌った後の陽キャにしかできない独自のステップも抱腹。
素晴らしい特技であった。
逆に僕はすみたすさんの心が読めなかった。
Q1「すきな漢字は?」
武蔵「刀」
すみたす「変」
Q2「生まれ変わったらなりたい動物は?」
武蔵「カンガルー」
すみたす「ネコ」
Q3「ABC、好きなのはどれ?」
武蔵「C」
すみたす「B」
トラウマである。
さて、次回のNWLはいつになるのかまだ未定ではあるが、
是非皆さまお越しください。
最高の布陣でお待ちしております。
取り置きしてね><