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【家づくり】2-5 そうは問屋が卸さない

土地問題はひとまず解決、あらたなプランで新しいスタートが切れるかと思ったら、そうは問屋が卸さなかった。やっと中ボスを倒したら予期せぬ中ボス2が急に出てきた。ゲームでよくあるパターンです。

そう、マンション住まいの人たちを震撼させた構造計算書偽造問題、いわゆる姉歯事件のせいで建築基準法が改正され、その余波を我が家もモロに食らってしまったのである。な、なんだってー!

現場知らずの「耐震偽装対策」が招く危機 - 日経ビジネスオンライン

国交省住宅局建築指導課の独善的な「思いこみ」が、建築設計の現場を大混乱に陥れている。国は耐震偽装への対応策として建築基準法を改正し、建築確認の厳格化を打ち出した。偽装も見抜けない確認審査ではダメだ。徹底的にチェックしろ、と号令一下、通達(「建築確認の指針」)で縛りをかけた。が、これが現実と乖離した机上論だった。
「6月20日、新制度の施行日になっても確認申請に必要な行政側の書類が整っておらず、最大手の確認検査機関の確認業務が3週間もストップしてしまった。住宅局建築指導課が確認の厳格化という「錦の御旗」を掲げ、やみくもに突っ込んでいったのはいいが、味方は誰もついてこられない。そんなバカ殿のコントのような話が、本当に繰り広げられたのである。

物語の起承転結でいえば、転に次ぐ転である。
建築家いわく、とにかく書類が増えた、処理が煩雑になった、許可がおりなくなった…。

耐震偽装があったときに国交省がリスクヘッジをしたいのは理解できるが(そのための書類審査ですからね)、それを一戸建て規模にまで適用しちゃったもんだから、現場が大パニック。

義父さんにこのことを話したところ、「審査が厳しくなるなら家が安全になっていいじゃないか」という普通の人らしい感想をいただいたのだが、この件の問題はそこではなく、あまりに審査が厳しくなったゆえに、安心安全以前に着工すらできなくなったというところなのだ。

だいたい、審査を厳しくしても100%安全だということを国が担保してくれるわけではないのに、余計な審査にかかる諸経費はすべて施主や設計者で負担する羽目になるし、着工時期が延びるせいで被る被害がいったいどれほどのものだと思うんですかーーーーヤダーーーーもう死ぬ。

実害を被ったのは計画がひっくり返ったうえに提出書類が死ぬほど増えた建築家氏であろうと思うが、自分たちは着工の目処が立たないということで間接的に大変な目にあったといえよう。

引っ越しの予定まで立ててたらどうすんだよ。
近隣だからなにひとつ計画してなかったけどな!ちゃらんぽらんで良かった。

※県はまたぐがほぼ隣への移動であった。

着工まで何が起こるかわからないから、あまりガッチリ予定を立てないほうがいい…家を建てるにあたってのアドバイスです。

そこの君! 応援してくれても良いんだぞ?