【家づくり】2-3 僕と契約して秘密基地を建ててよ
掴みからいって紹介された建築家N氏で相性も問題なさそうなので、我々はあっさり契約を交わす決断を下したのであった。その速度、おおよそ2秒。
なお、気になる建築家への報酬は総工費のおおよそ1割とされる。
建築家の仕事というのは、家の設計のみならず、役所への届け出や、施工会社との調整、着工したあとの現場監督への指示など、チョー面倒くさいことがまるっと含まれているのだ。だからウン百万という対価であっても決して高くはない(と、思う)。
ハウスメーカーに依頼した場合は見えない予算ではあるが、あちらでは家屋本体の価格がかなり圧縮されていて、実はかなりの額が人件費や広告費に費やされている。つまり建築家に依頼した場合のほうが家本体にかけられる予算が多くなるのだ。
ちなみに建築家と家づくりする場合、設備や建材選びなどなど、施主はいちいち可否を求められる。自分でバスタブを輸入して「これ据え付けてちょ!」みたいなことも可能だ。つまり施主もかなり働く羽目になるし、勉強も必要になるし、なんなら「内装は自分で塗装するからここは安くして!」みたいなわがままも許される。ただ素人の手作業は泣きをみることになるので覚悟されたし。
うちの場合、判断がつかないときはプロデューサーに助言を求めることができたので、このへんも良かったように思う。
ということで、打ち合わせの際に建築家氏が持ってきた家の模型がこちら。
上からみたところ
屋根をとっぱらったところ
家の中からみたイメージ
なんだこれ秘密基地かよ。
いや秘密基地を注文したのはこちらだけども。
最初のプランでは、中庭を地上と同じ高さにして、その他のフロアを掘り下げてみたら面白いんでね?みたいな感じだった。予算はさておき、ただ面白さだけを追求するとこうなる。
秘密基地を注文したら秘密基地が出来てきた。当たり前だ。
とはいえ、実物を建てにゃならないわけで、そこには必ず予算の壁が立ちはだかる。
そう、建築予定地によっては地盤改良が必須であり、これにはおおむね200~300万かかってしまうのだ。その他にも下水道が来ていなければ浄化槽、都市ガスが来ていなければプロパン、ゲーマーには必須である光回線などなど、見えない費用はいくらでもかかる。
このへんは事前に勉強してみればなんとなくわかって真っ青になるから、是非勉強して真っ青になって欲しい。
しかし我々には「地盤改良」よりも先に第一のボス「都市計画道路」が立ちはだかるのであった…。
そこの君! 応援してくれても良いんだぞ?