【初心者向けコラム】スタジオ練習の方法と考え方

みなさんこんにちは!MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。この記事は前回コラムの続編になりますので、まだ見ていないという方は先に読んでいただいてからこちらを読んでいただけると幸いです。

前回は自宅での練習の考え方やその必要性についてお話ししましたが、今回はいよいよスタジオ、すなわちドラムセットでの練習の考え方や必要性をお話ししたいと思います。※習い初め、または習う意思のある方向けです。

スタジオ練習は月に2回で十分

そんなに少なくていいの?と思う方もいれば、そんなに行けないな、、という方もいらっしゃると思います。ドラムセットでの練習をしたいと思ったら、基本はスタジオを予約して出向きますよね。ドラムを習っていると大体月に1回か2回はドラムに座ることになるので、練習も含めると大体月に3回か4回はドラムを叩くことになります。もちろんコロナ等の不規則な場合は例外ですね。

月に4回というと平均すると週に1回となりますが、これは社会人や学生さんにとっては結構時間を割いているな、という印象かと思います。僕は常々負担にならない=長く続けられる=成長が止まらない と言ってきました。練習や教室に通う、ということが負担になってしまっては本末転倒なのです。スタジオ練習に行ける方は月に2回でも行ってもらえればそれは十分上達しますし、だいぶ頑張っていると言っていいでしょう。もちろんそれ以上でも良いのですが、継続的に、そしてコンスタントにスタジオに通える範囲で頑張りましょう。あまり波が激しいと成長曲線の起伏が激しくなるのでオススメしません。

スタジオに行くタイミングが重要

僕自身もドラムスクールに通っていましたし、音大で個人レッスン、集団レッスンを受けてきました。次のレッスンまでに宿題をやりにスタジオに入ったり、音大時代であれば練習室に行ったり。なんとなくスタジオに入ったりもしましたが、ある時気づいたことがあります。

最も効果的なのはレッスン終わりにスタジオに入ること。

当たり前といえばそうなのですが、(笑)やっぱり言われたことの記憶も一番新鮮ですし、レッスン後はなぜだかよく手足が動きました。今にして思えばあの時の練習が習っている時代では一番の上達ポイントだったと思います。ただなかなかレッスン終わりに確実にスタジオに行くというのは難しいと思います。そんな場合は、なるべく間隔が空かないようにスタジオに入ることをオススメします。

例えばレッスンが隔週だとすると、その間の週にスタジオに入る、と行った具合です。ただそれもいろいろな都合で無理な時もありますよね。そこはもう気にしないことです。レッスンとレッスンの間に1回もスタジオにはいれなくても上達できるから習っている、ともいえます。さすがに独学でずっとドラムに触れない日々だと、それでは成長できません。

ここまでの話をまとめます。スタジオに入る最も効果的なタイミングは、レッスン終わり。これは仮に次ドラムに触れるのが2週間後のレッスンだとしても、最も効果的なタイミングと断言します。1ヶ月後、の場合は先述した間隔の空かないタイミングで入ることをオススメします。

そもそもスタジオに入る意味って?

ここでそもそもの話になりますが、(笑)スタジオで練習する意味ってなんでしょうか。もちろんドラムがあるから、なのですが。。大きな意味は2つあると思っていて、1つは先述した通り、レッスン終わりに入ると上達しやすい、と言うことが挙げられます。

ではもう1つは?少し考え方を変えてみると、ドラムセットじゃなくてもできる練習をドラムでやる意味って、趣味の範囲のお話ではそんなにないんです。要は家でやるメニューと、ドラムでやるメニューは分けて考えた方がスタジオでの時間を有意義に使えます。もちろん家でのメニューを、実際にドラムでできているか確認してみる、ということなら良いでしょう。少し上達してくると、曲の練習もドラムがなくてもできるようになります。

そう考えると、本当にドラムがないとできない練習というのは実は結構少ないです。動画にもしていますが、自宅で8ビートの練習や、基礎練は普通にできますし、むしろ講師の目線から言うと、してもらいたいです。初心者のうちはほぼ全ての練習は自宅でできるのです。では前置きが長くなりましたがスタジオに入る意味って。。。

それは、

実際にドラムで確認をする

ということです。これが2つ目のスタジオに入る理由です。いくら家で練習してその時できても、それはあくまで練習方法であって、実際にドラムでできたことの証明にはなりません。実際にドラムに座って大きな動揺や時間のロスを生まないためにやることであって、やっぱり実際にドラムで確認するまではご自身でもちょっと不安かと思います。

前回も野球に例えたので、今回もそうしますが、試合や練習で打ちたいから、さらに個人で素振りをしたりするわけです。試合は生ドラム、素振りが自宅練習だと思ってください。いくら素振りが基本通りに正しく決まっていても、それは試合での活躍を約束するもではなく、活躍する確率を上げる、また活躍するまでの時間を短縮するもの、と言うものです。実際に試合で打たないことにはたくさん素振りをしたとはいえ不安は残りますよね。ドラムも結局生ドラムでできないと、できたとはいえません。その成功率を上げるために自宅でできる練習をするわけですね。

まとめ

いかがでしたか?思いの外長くなってしましましたが、スタジオに入る意味や考え方についてお話ししました。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

スタジオ練習は月に2回で十分、そしてレッスン終わりに入れたらベスト。自宅での成果を試す場としてスタジオを活用しましょう(^_^)

みなさんのドラムライフがより良いものになりますように!



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