【初心者向けコラム】自宅練習の方法と考え方
皆さんこんにちは。MUASAKOドラム教室の茂木草馬です。
6月も半ば、本格的に夏が近づいていますね。徐々に体験レッスンが入ったり、入会してくださる方、そして自粛明けで戻ってきてくださる方も増えてきました。ただ解除明けの数字がここ数日で反映され、また5月のような状況になってきていることを鑑みると、いかにご自宅や蜜でない環境下でトライできて且つスキルアップに繋がる有益な情報を発信できるかということが私たち講師に求められてきていることだと認識しています。
そこで今日はそもそもドラムにおける練習とは何か、そして練習の考え方についてお話したいと思います。
練習は大きく分けて2種類
この2つはみなさんなんとなく想像がつくと思いますが、"自宅練習"と"スタジオ練習"の2種類です。ご自宅にドラムがあって遠慮なく音が出せるという環境の人は1種類になるわけですが、話を進めて行くとやはり2種類になります。ドラムという楽器は知識がないと練習へのハードルが高く、始めてみる前に諦めてしまう方も少なくないと思います。そもそもドラムが叩けないと練習にならないのか?それとも上手くなるのか。その点も交えてお話していきます。
まずは自宅での練習から。自宅での練習はほとんどのドラマーさんが練習パッドや電子ドラム、少し前だと少年誌をガムテでぐるぐる巻きにして叩いていた、というところでしょうか。文字だけ見るとこんなことをしていて本当に練習といっていいのか!不安になりますね(笑) 結論としては十分練習になるのですが、ただ闇雲に叩いていれば上手くなるのかと言われれば絶対にNOです。例えばピアノを習い始めて家に安いキーボードを買って、それをドレミもわからずひたすら連打したり指を動かしたところで練習とは呼べませんよね。
ドラムにはドレミはありませんが、その分フォームと呼ばれる叩き方や、テンポに合わせる練習など、家でできる練習、いわゆる基礎練習は他の楽器よりもむしろ豊富にあるかもしれません。【ドラム 基礎練】などと検索すると情報はたくさんでできますが、逆に情報が多すぎて取捨選択に困るぐらいです。しかし考え方を変えると、これだけメニューが溢れている=いろんな人が取り組んでいる=意味がある と言えると思います。(このコラムではあくまでも考え方、そして上達するかしないかをお話するので、具体的な練習方法は明記いたしません。)
自分は小さい時から長らく野球をやっていたのですが、このドラムの練習への考え方は野球(スポーツといってもいいかもしれません)のそれと似ている部分があると思っています。少年野球で大事なことはやっぱり打つことですよね。誰でもホームランやヒットが打ちたい。そのために多くの人は何をするか。そりゃあ毎日生の人間のバッテイングピッチャーがいて、グラウンドで練習できたら最高ですし、上手くなります。ただそれはドラムで言うところの自宅スタジオや、毎回無料で使わせてくれるスタジオが近所にある感覚です。野球にしてもドラムにしても現実的ではないですよね。じゃあどうするか。
野球であれば、素振りをします。もしくはバッテイングセンターに行ったり。先述したような練習よりは実践的ではないかもしれませんが、この練習であれば毎日やろうと思えばできますし、フォームの確認や基本動作をチェックすると言う意味では十分に練習と呼べます。何より無料でできる!!そしてイメージですが野球をやっていて素振りとかの練習をしているのは割と当たり前な気がします。そこにボールやピッチャーがいなくても練習になる。ドラムで言えば太鼓なしでスティックだけ振っていても意味があると言うことですね。
とまあそれは言い過ぎですが、練習パッドを使って練習したり、フォームの確認は思っている以上に大切な練習と言えます。むしろドラムセットだけで練習するよりも早く上達すると断言しても良いです。ドラムを始める際に家にドラムがないし、マンションだから電子ドラムも置けないし習い始めるのは難しいかな、と思わないでくださいね(^_^)
さて思ったより長くなったので。。。笑
2種類目のドラムセットでの練習の考え方は次回またシリーズの続きとしてUPいたします!
まとめ
自宅での練習、パッドでの練習は本当に大切。野球やテニスも何にしても素振り等の基本動作は重要ですよね。ドラムにも同じことが言えます。スティックの軌道や手首の使い方、などなど。近日中に初心者向けにやるべきメニューを公開したいと思っておりますので、お楽しみに!!