【寄稿】KYオンリー及びイベント内のアンソロトラブルについて③ 時系列 後編(2024年1月〜2024年3月)
※当記事は、杏さん(@0_0hns)より寄稿頂いた記事となります。
時系列 後編です。前回の記事については下記をご覧ください。
時系列(2024年1月~2024年3月)
2024年1月中旬 BOOTHメッセージを受け、弁護士に相談
【2024年1月17日】
ねずみ@要塞清掃員氏よりBOOTHよりメッセージが届きます。
文面に恐怖を覚えた私は、この件についてずっと話をしていたジャンル外の友人に連絡しました。
友人からは「法的措置を検討中であれば、普通弁護士から連絡が来るはず。無視でもいいと思う」とアドバイスを受けました。
また、ねずみ氏への返事をどうするか検討したところ、「こちらも今回の件を弁護士に相談してからでいいのでは」という話になり、弁護士を探す事になりました。
翌日に法テラスへ相談、地元の法律事務所を探し、1月22日に相談へ行く運びとなりました。
【2024年1月18日】
BOOTH事務局へ経緯を説明し、ユーザー識別番号とユーザー名、メッセージを添付の上、通報しました。
【2024年1月19日】
BOOTH事務局より返信があり、「該当ユーザーに対して警告メッセージを送った」との回答を受けました。
【2024年1月22日】
[心療内科受診]
午前中・心理的負担が大きく、体調を崩したため、心療内科を受診。診断書を出して頂きました。
[法律事務所へ資料持参の上、弁護士と相談]
午後・一件をまとめた資料を持参し、法律事務所へ相談に行きました。
相談内容は下記のとおりです。
相談内容の結果の詳細は、プライバシーに関わる事が含まれているため、全て記載することはできませんが、受けたアドバイスを抜粋します。
[弁護士からのアドバイス]
・ねずみ氏の事は無視でいい。
1対1のクローズドな空間で公然性がなく、しかも第三者からもたらされたものであれば、誹謗中傷として訴えるのは難しい。むしろねずみ氏に見せなければよかった話で、DMをねずみ氏に見せたはな氏が悪い。ねずみ氏の言い分は法律構成が滅茶苦茶で、むこうが弁護士にお願いしても対応してもらうのは難しいだろう。
杏さんはねずみ氏と直接活動を辞めると約束していないのなら、これからも自由に活動すればいい。ねずみ氏の事は向こうが何を言ってきても無視でいい。
またそれ以外の対応方法として、X.comに対し、ポストの削除依頼や、証拠を用いての反論を行うのも手だというアドバイスをいただきました。BOOTHへの通報もどんどんやってしまっていいと言われました。
【2024年1月23日】
友人からの連絡を受け「ねずみ記録用」(@2WtQc9ozsx31485)なるアカウントが作成されているのを確認。当時、ねずみ記録用アカウントから発信されていたポストに関してはムルムル氏作成のこちらの2つの記事をご覧ください。
ねずみ氏の主観に基づくものと記載されていたとは言え、こちらとの認識に相違ある内容、当方の作成したイラストやハンドルネームに対する嫌悪、こちらが持っている証拠や記憶と照らし合わせても身に覚えのない内容(2020年頃の話や、発信者情報開示請求のあたり)が含まれたポストが複数投稿されているのを確認しました。また推測と書かれた上で、私の職業を勝手に想像し、その職業に対する差別的な発言もありました。その中で、記録用アカのポストのスクリーンショットやwebアーカイブをとりながら、弁護士からのアドバイス通り無視をすることにしました。
2024年2月初旬・ねずみ氏からX.comにて2度目のメッセージが送られてくる
【2024年2月10日】
ねずみ記録用アカウントに当方のアカウントがフォローされ、数時間後にフォローが解除されていました。DM欄を確認と「メッセージリクエスト」の表示があり、更に確認しましたがDMが表示されていませんでした。
※後日知ったことですが、記録用アカウントがスパム扱いされていたようで、「さらにメッセージを表示します」というところに格納されていました。
なお、内容はBOOTHメッセージで送ってきたものをコピー&ペーストしたものなので全文掲載する事は割愛しますが、最後に「今後お返事を頂けない場合は、以前いただいた「詐病ですか」等の発言のスクショおよび杏さんの名前を公表して事実を記載させていただこうと思っています」との文面が記載されていました。
弁護士のアドバイスどおりリクエストを許可せず、スクリーンショットを撮った上で無視する事にしました。しかしサービスが違うとは言え2回も同じ内容を送り付けられてきた事で、TL上では平常どおりのポストをしておりましたが、精神的に疲弊していきました。医師から処方された薬を飲んで対処しました。
2024年2月下旬 ねずみ記録アカウントが削除される、赤ブーブー通信社へ問い合わせ
【2024年2月24日】
ねずみ記録アカウントが削除されている事を確認しました。
【2024年2月27日】
主催者が「赤ブーブー通信社に問い合わせて告知チラシの配布が可能であると確認した」という話をにわかに信用できず、赤ブーブー通信社に電話で問い合わせを行いました。
赤ブーブー通信社からの回答はSNS等での公開は禁止されているため、ここでの記述は伏せますが、どのような回答であったのかは皆様のご想像にお任せいたします。私から言えることは、ムルムル氏と同様「まぁ、普通そうだよな」という内容だったとということです。
※主催側の問題点に関しては、ムルムル氏の記事「アンソロ主催者側への指摘」をご一読ください。
2024年3月上旬 警察へ相談
【2024年3月5日】
ムルムル氏や友人と相談する中、いままでのねずみ氏のポストの内容などを振り返り、
①イベントで実際に会っているため、顔をねずみ氏に知られていること(即売会イベントに出るとスペースまで来られる可能性がある)
②新刊カードに協力した事により主催3名のいずれかに住所氏名が知られている可能性があること
③当方が二次創作活動をやめるまで監視する事がねずみ氏により明言されていること
④アンソロアカウントのDMや、ねずみ氏のメッセージから家族男性からの介入を示唆するような発言があったこと
⑤:③と合わせ、ねずみ記録用アカウントは削除されてはいるものの、別所に記録用アカウントの内容を移して公開するという発言を受け、再度同じようなことが発生する可能性、またサービスは違えど2回同じ内容の文面が送られ、脅迫されているように感じ、非常に恐怖をおぼえることと「杏さん(当方)の出方によっては法的措置も検討している」と発言しており、言論を封じられていて困っていること。
上記理由により「警察に相談した方がいい」という話になり、ねずみ氏のアカウントログが完全に消える前(3月23日前後)に実行しようと、まず「警察の相談ダイアル#9110」へ電話をし、相談しました。
相談を受けてくださった方からは「警察署に行って相談した方がいい」との回答だったため、地元の警察署へアポイントを取り、窓口へ相談する事になりました。
【2024年3月7日】
地元の警察署へ弁護士に提出した資料を持って相談に行きました。対応してくださったのは生活安全課です。
プライバシーにかかわる内容を含むため、こちらも相談結果を全てお伝えする事ができませんが、ねずみ氏のアカウントを控えておきたいと申し出があったため、ねずみ氏に関するアカウントを記載した資料を警察署へ提出しました。
2024年4月中旬現在 noteの公表
ムルムル氏に相談している中、「この件を公表した方がいいのでは?」という話となりました。
私の名前をねずみ氏が記録用アカウントで公表せずポストしていた事もあり、「ねずみ氏が私の名前をはっきり出したら公表しよう」と当初考えていました。しかしながら、ねずみ氏の曲解した内容を含むポストや、主催・はな氏は食い違った説明を行う、イベント主催を誤認させるような内容を訂正したりせず放置、ねずみ氏への対処を行おうとしない様子を見て、このままだとふたたび同じ問題が発生すると考え、note公表に踏み切りました。
最後に
カップリングオンリーのイベントチラシ作成を、はな氏の依頼を受けて承諾した際は、こんな事が自分の身に降りかかってくるなど想像できませんでした。
私が後悔しているのは、
・個人有志で勝手にイベント告知チラシやポスターを作成してもいいのか。赤ブーブー通信社への許可は取れているのかどうかを主催者に確認する事をためらってしまい、確認しなかったこと
・チラシデータを作成するにあたり、主催・はな氏(@Hana56873)に対し素材の有無、納期、報酬等を確認や取り交わしをするべきだったこと
・アンソロジーを辞退する際に感情的になり、第三者へとはいえ強い言葉を使って元主催・ねずみ氏を非難したこと
この3点です。今後二次創作活動するにあたり、イベントの規約の確認やSNS等での発言には十分注意していきたいと思います。
趣味活動においてトラブルが発生し、誰しも「法的手段を検討している」などと相手に言われれば、震えあがってしまうと思います。ただ、今回の件は、
・ねずみ氏が主張する「損害回復行為」としての記録用アカウント作成と糾弾は正当な手続きであったのか。
・ねずみ氏が述べた「杏さん(当方)の出方次第では法的措置を検討している」という発言は、法的手段を相手にちらつかせることによる言論封じではないのか。
・ねずみ氏を主催から外したという措置にも関わらず、今回のねずみ記録用アカウントの行動を容認し、嘘の説明をすることで援護した主催・はな氏の行為は、強い不信感を引き起こすものである。
・ちょび氏(@funbert2)はアンソロジー主催のひとりであるが、現在鍵アカウントになっている。主催のひとりとして問題を把握していたのだろうか。
上記の4点に関して強い疑問が残ります。これはただの同人アンソロジーのトラブルでは片付けられない話ではないかと感じました。
最後に、当初からずっと相談に乗ってくれたジャンル外の友人たち、心配してくださったフォロワーさんたち、またこの場を提供してくださったムルムル氏とその友人さんたちに感謝し、終わりとさせていただきます。