サウナ初心者フィンランド旅行記 - 1日目② FINNAIR搭乗記
2019.11.1 (FRI)
11:55 中部国際空港(セントレア)NGO → ヘルシンキ ヴァンター空港HEL
FINNAIR AY80(AirBus A350)
フライト時間:10時間15分
最近はエコノミーでも、事前に+2500円くらい払うとリッチな有料機内食が食べられるサービスがある。今年の夏にairfranceでパリへ行ったとき、この有料機内食を頼んでみたら、エコノミーなのにフォアグラのテリーヌが出てきて、なんかめちゃくちゃ贅沢だった。なのでFINNAIRでもやっちゃうぞ……と思ったのだけれど、ここにあるものたちが残念ながら選べず。。。
何度試してもうまくいかないので、ふつうの機内食にするかといろいろ調べていたら炭水化物祭りになりがち、との情報を得た。うーん。悩んだあげく、私はベジタリアンではないのだけれど、ラクトオボベジタリアン食、つまり卵と乳製品はOKのベジを選んでみることにした。(フライト24時間前の予約が必要。)
ベジタリアン向け機内食
・ほうれん草のトマトソースのペンネ
・きのことインゲンのソテー添え
・緑と白のアスパラ オリーブのタプナード 謎の果物
・ベジ対応のパン
・グレープゼリー
ラクトオボベジタリアン食(VLML)のはずだが、バターがない。パンも少し違う。もしやこれ、ベジタリアン食(VGML)と同じものなのでは……?でも、おいしかった。今度から飛行機は毎回ベジにしようかなと思う。もたれなくてちょうどいいし、オリーブのタプナードなんて洒落ちゃってるし。ちょっとパンはパサってたけど、それは仕方ない。あと、今気づいたけどゼラチン使わなくもゼリーって作れるんだね(※1)。
夫は普通食。主菜はすきやき風ご飯(ビーフ)で、副菜は日本そば。そこにパン。デザートはマドレーヌっぽいマフィンぽいやつ。まじで炭水化物の感謝祭。。。
なお、私はよく夫に散らかさないという意味で「めちゃくちゃ機内食を綺麗に食べるよね」といわれる。別に写真を撮らないときでも、わりとキレイにしてマス。かくいう夫は機内食をめちゃくちゃ散らかす。普通食の写真がないのはそのせいもあります……。
フィンランドのビール。日本で飲むクラフトビールのような濃さがあって香りもよく、うまい。
フィンランドの名物ブルーベリージュースも飲んでみた。おいしいけれど思ったより薄いというか、別段感動的な味とかではなかったかな。。。
到着前のベジ向け軽食
・(多分)ほうれん草のタリアテッレ トマトソースかけ
・にんじんの塩茹で
・茄子のコンソメ煮っぽいやつ
トマトソース二連発ではあるが、やはりちょうどいい量だし、おいしい。一方、普通食は焼きそば。意外な……。
なお、ビジネスの機内食は『七草』監修。すさまじい"わかってる感"。以前、下北沢にあった『nejicommu』(現在は参宮橋)の隣にあったために知ったお店で、駒場東大前に移ってから一度行ったいい店。ビジネスに乗れる日は来るのか。
座席、広すぎない?
お気付きの方も多いと思うが、この席、じつはすごく足元が広い。
画像2列目の紫の席とその隣が、たまたま運よくチェックイン前に勝手に割り当てられていた。つまり追加料金なし。
非常口の横は英語が理解できないと本来座ってはいけないため少し焦っていたが、CAの説明はめちゃくちゃ簡単で聞きとりやすい英語だったので自信をもった。
前のポケットがないのは少し不便だが、夫のシートポケットを借りることができるので問題なし。そして私だけでなく、隣の席の夫もトイレに気兼ねなく行ける。ちょっと英語できる人がいる2人旅の場合は、1人分だけアップグレードして、この2席を予約するってのは結構いいかもしれない。外もよく見えるし。
羽の先がちょっと曲がってるのがかわいい
今はiPadにアマプラDLして映画観る時代かも
この席のモニターは取り出し型なのでちょっと面倒なのと、海外の航空会社なので用意されている映画は日本語吹替版がほとんど。でも、飛行機だと騒音があるから、字幕あったほうが助かる。
なので、事前にアマプラでDLしておいたiPadで映画を観ていた。フィンランドの映画監督、アキ・カリウスマキの『希望のかなた』。小津安二郎っぽい感じがした。内容は、変なスシ屋の下りがなければよかった気がする……そしてとくにフィンランドの予習にはならなかった。
映像きれいだったんで、よしです。
ところで、これみよがしに横に置いていたものはコスメキッチンで買えるハーブオイル。指先にとって、こめかみに塗ってつかえるもので、毎日持ち歩いている。スースーして気持ちがいい。気圧による変化に弱い偏頭痛もちなので、これがあるとないでは飛行機はだいぶちがう。もちろん普通のオイルとしても使用可。
FINNAIR、おすすめしたい
枕、紙コップ、ナフキン……とだいぶマリメッコまみれなわけだけど、例の赤いどーん!とした花はひとつもなく、シンプルモダンな青やグレーのサークル柄がメインで、とても落ち着きがある。なんなら搭乗した瞬間から、すでにフィンランドを感じる。これがデザインされていることのよさか。。。
マリメッコ興味ないとか言ってたくせに、後方のギャレーに置かれている紙コップをしこたま持って帰りたくなりました。やらないけどさ。だってかわいいよ、このコップ。
紙コップ、3種類くらいデザインがあるっぽい
あと、タッチパネルの感度がよかった。なによりいいのは、フライト中のカメラ映像が見られること。上と下に2台搭載されていて、空と、地上(海)をリアルタイムで見ることができる。飛行機に乗るたびに、パイロットは前が見えるからいいよな、こちとら何が起きてるかわかんないからちょっと嫌なんだ、などと思ってしまうので、このカメラの存在は実にうれしい。
ところで最近、航空自衛隊の、それもパイロットの知り合いができた。曰く、彼らは40歳くらいまでしか最前線での仕事はできない。その後は、多くの人が旅客機のパイロットに転職するのだそうだ。軍用機でブンブン飛んびまわっていたような、そしてハートマン軍曹みたいなのに精神的にもボコボコに鍛えられまくった人たちによる操縦。なにそれすごい安心感。このパイロットも元アーミーかな……とか思ったら、落ちついて身を委ねることができた。気のもちようって大事ね。
某日の千歳基地の訓練。千歳は自衛隊フレンドリーな街だった。
日本から一番近いヨーロッパ
この日東京の気温は20℃。対してヘルシンキの気温は3℃。手荷物に入れていたコートを着こんで、ようやくフィンランドに降りたちました。
※1「ゼラチン不使用のゼリー」:ゼリーを固めるゼラチンは豚由来のコラーゲン。これはベジ飯だから、アガーか何か使ってたんだろうか。興味深いのに、材料確認するの忘れてた。別に使ってても私はいいんだけども。
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