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【初心者向け】優勝したリストを使っても勝てない



みなさんこんにちは。
Mu(@chanmuro_main)です。

CL福岡が終わり、結果を残した強そうなリストがたくさん出回っていますね。そんなリストを真似してデッキを組む方も多いのではないでしょうか?

そこでみなさんはこんな経験ありませんか?

「大会で優勝した(結果を残した)デッキリストと全く同じなのに全然勝てない!」

恥ずかしながらポケカを始めたての頃、私にはよくありました。
初心者で似たような境遇の方は多いのではないかと思います。

強いはずの環境デッキなのに勝てない。なぜなのか。
今回の記事ではその原因と対策について考え、言語化したことを書きました。

大会では予選落ちすることが多く、まだまだ未熟者ですが、この記事が誰かの役に立てば幸いです。

それでは本文へ。


◯原因について


多くの人が、原因は「使い手の理解度」にあると考えるのではないでしょうか。
それでもよいのですが、「理解度」という言葉が抽象的であり、その一言で片付けてしまうのは少しもったいないと感じます。なので、「理解度」についてもう少し詳しく考えてみましょう。

「理解度」を考えていく上で、いくつか押さえたい事があります。それは、

①デッキコンセプト
②サイドレース
③山札をつくる


の3つです。

①デッキコンセプト


まずはこれを知らなければデッキ作りは始まりません。

このデッキは何をするデッキなのか?
どんな勝ち筋があるのか?

これを把握することで、デッキを回すことができるようになります。

勝ち筋、強み、アタッカー、リソース、各種カードの配分、環境への有利・不利など、把握しなければいけないことはたくさんあります。
自分で考えたデッキであれば把握は容易ですが、見つけたリストからこれらをノーヒントで十分に把握するのはなかなか難しいです。

なんでこのカード採用されてるんだろう?
○○採用してないけど、どうやってカバーしてるんだろう?

などなど疑問に思うことがたくさん出てくることもあります。それらを全てクリアにできる人ならいいのですが、全員がそうではありません。私自身もわからないことがたくさんあります。
全てを把握し理解するのは難しいですが、ある程度のデッキコンセプトを掴むことは、続けていればできるようになりますし、そもそも理解していれば問題はありません。

②サイドレース


サイドレースとは、簡単に言えば、どのようにサイドを取り進めるかということです。基本的にポケカは先にサイドを6枚取った方の勝ちとなりますが、その6枚の取り方や取らせ方についても戦術があります。サイドレースについてはポケカブックさん(@pokeca_book)のこちらの記事がよりわかりやすく解説しているのでおすすめです。




6枚の取り方、取らせ方とは言い換えると、各対面への立ち回り方とも言えます。各対面への立ち回りがしっかりと把握できているか、想定外のデッキタイプと当たったときに咄嗟に対応できるかが求められます。

環境や使用するデッキにもよりますが、立ち回りだけでは対策ができない対面や大きく不利を取る対面がどのデッキにもあります。その場合は、デッキに「メタカード」いわゆる「特定のデッキに対策するためのカード」を採用することになります。「メタカード」がどの対面で、どのように使用するのかを、デッキリストから想定することが求められます。

③山札をつくる

これは試合を始める前の話ではなく、試合中の話です。ポケカは手札に干渉するカードが多々あります。その中でも手札をデッキに戻すカード、代表的なもので言えば「ジャッジマン」、「ナンジャモ」、「ツツジ」などは、試合に大きな影響を及ぼすことがあります。

特に終盤は、これらのカードを使用し形勢逆転を狙うことが多いです。その対策として、残っている山札がこれらのカードの影響を受けにくくするというものです。
具体的には

・試合を進める上で有効なカード(引きたいカード)を多く残す
・不要なカード(引きたくないカード)の枚数を減らす
・残りのデッキ枚数自体を少なくする

などが挙げられます。
盤面形成だけでなく、この点も意識すると、試合を有利に進めることができます。「メタカード」と同様に、デッキリストから、どのカードがどの状況で必要となるのかを想定できるかが重要となります。

このように「試合を進める上で勝敗に関係する大切なことを把握しているか」ということが「理解度」に当たるのではないかと考えます。(もちろん、他にも大切な要素はたくさんあると思いますが)

◯対策


「理解度」が何か、という点につい書きましたが、その「理解度」を上げるためには何が必要なのか、どのようなことができるのかについて考えたことを書きます。

・視点


現在、ポケカの公式サイトでは、シティリーグの結果をデッキリストと一緒に公開しています。また、X(旧Twitter)やnote等で、それらを見やすくまとめている方もたくさんいます。一昔前と違い、結果を残したリストが誰でも入手しやすい状況です。
だからこそ、大切になるのが「視点」です。

みなさんはリストを見るときにどんな「視点」を持っていますか?この「視点」の持ち方次第で、リストの「理解度」が変わります。
漠然とリストを見ている人よりも、「視点」を持ってリストを見ている人の方が「理解度」は高くなると考えています。

正解の「視点」というものはありませんが、「視点」なんて持たずに見ていたという方は、先ほどの①〜③について気をつけると、リストの見方が変わってくるのではないかと思います。(もちろん他の視点でもOK)

私自身、先ほどの点について気をつけるようにしてから確実にリストの見方は変わりました。
自分なりの「視点」を持ってリストを見ることをおすすめします。

では、リストの見方が変わるとどんないいことがあるのでしょうか。それは、自分のリストと比較できるようになるということです。

何がどう違うのか?
それはなぜなのか?

を自分で考えるようになります。何度も繰り返すことで、自分の力でより洗練されたリストを作ることができるようになります。

自分でリストを作ることができるようになれば、先ほども書いたように、「試合を進める上で勝敗に関係する大切なこと」を把握しやすくなります。

・言語化

自分が組んでいるデッキではないリストを見るときはどうでしょうか。自分の構築と比較することができません。そんなときは、そのままの構築で一度組んでみてください。そして、全てのカードの採用理由と採用枚数について言語化してください。

私自身、構築記事を書くときや大会前はかならず行います。採用枚数まで言語化するのは大変だと思う方は、まず採用理由だけでもやってみる価値はあると思います。言語化は上達への必須条件ではありませんが、上達を促す役割はあります。言語化については、過去に記事も書いているので興味がある方は読んでみてください。

・他者から学ぶ

さて、ここまでいろいろ書いてきましたが、これらは個人でしてもよいですが、いっしょにする友達やチームメイトがいればなお良いです。
私自身チーム等には所属していませんが、友達とよく構築について相談しています。一人でやるよりも複数でする方が「視点」が増えて多角的な意見が出やすいです。

始めたばかりでそんな知り合いがいない、周りでポケカしてる友達がいないという人は、ビオラさん(@Viola_pokeca )という方のデッキ平均化という記事がおすすめです。


特定のテーマについて、入賞したリストのデータをまとめられています。デッキコンセプト、採用理由なども書かれており、採用枚数についてはデータを取ったリストの平均枚数が記載されているので、とても興味深いです。サンプルレシピ等も載っていますので、いつも参考にさせてもらっています。

○おわりに

今回はなるべく読みやすいよう簡潔にまとめたつもりですが、そう感じなければ申し訳ありません。

いつもは構築記事を書いていますが、たまにはこんな記事も書いております。今回の記事を読んでいいなと思ってもらえたなら、他の記事も読んでもらえると嬉しいです。

記事の内容についての質問や不明点等ありましたらコメントで質問していただくか、X(旧Twitter)の私のアカウント(@chanmuro_main )までDMしてください。感想でもかまいません。
また、X、noteどちらについてもフォローしてくださる方も大歓迎です。記事がすこしでもよいと思ったらいいね、RPしていただけると励みになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた次の記事で。

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