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課題解決とビジネスの両立

皆さんこんにちわ!
先日、気仙沼のスクエアシップさんが主催する
『地域課題をどうビジネスに繋げるか』
に参加してきました
そこで聞いた、社会問題解決の事業を51も展開している、
㈱ボーダレスジャパンさんの事例がとても感銘を受けたので投稿します!


㈱ボーダレスジャパンとは?

社会問題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」しか行わない会社
として、2007年3月設立。
社会の課題をみんなの希望へ変えていく
という考えのもと、
貧困・環境問題など多様な社会問題を解決するため、
13か国で51事業を展開し、
2022年度の売上高は75億円を超えている企業になります!

事例紹介

今回の事例紹介では
ボーダレスハウス(多文化共生事業)

・アンルーフ(障害者雇用解決事業)

・ライスメディア(社会問題を知って貰う情報発信)

等々をお聞きしました。
今回は、
耕作放棄地の活用事業
・クラウドファンディング型ふるさと納税
の二つの事例について紹介をしていこうと思います!

耕作放棄地の活用

一関市でもひしひしと感じる農業の担い手不足
それによって
・耕作放棄地の増加
・できるだけコストを抑えて収穫量を上げ、野菜を作るために止むを得ず農薬や化学肥料を選択
などの問題が起きています。

そこでボーダレスジャパンさんが行った事業が
耕作放棄地を活用し、有機栽培で野菜を育て販路を作る
という事業

しかし、この事業問題があります。
・有機野菜の収穫の不安定さ
・有機野菜の販路が無い

という問題

そこで行き着いたのが
腸活ミニ野菜
という販売の仕方

有機野菜の収穫の不安定さという部分では
ミニ野菜という選択をすることによって、
栽培期間を短くし、栽培リスクの低減

有機野菜の販路という部分では
今ブームが来ている腸活を生かして、
ぬか床と合わせて販売し、
まるごと野菜を食べて腸活ができるという付加価値を付けたのだそう。

問題解決と付加価値が結びついているのが本当にすごい!と感じました。
アイデア次第で、問題解決と付加価値創出の両立ができる!
という点で、すごくいい事例だなと思いました。

クラウドファンディング型ふるさと納税

こちらの事業は、
国民が、社会課題解決や行政などに関心が薄くなっている
という問題解決のための事業

社会への想いや関心はあるが
自分が社会課題解決や行政などに関わっている実感が薄くなってしまい
「自分には何もできない」「関係ない」と、課題解決に積極的に関わることが少なくなっていると思います。

そこで、比較的身近にあるふるさと納税
この制度を利用している方は、比較的行政などに意識が高い方が多い
という点で、ふるさと納税の利用者にターゲットを絞り、
クラウドファンディングという共助の仕組みによって、
もっと多くの人に社会課題解決の実践者として関わってもらうこと。
を目的として

クラウドファンディング型ふるさと納税

を始めたそうです

しかし、利用されている多くの方は、返礼品に重きを置いていると思います。(ぶっちゃけ私もそうです)
このふるさと納税では、
社会課題のプロジェクトを選んでふるさと納税する
という仕組み

自分の税金がどのように活用されるかがしっかり見える化していて、
とても気持ちのいいのふるさと納税だと思います!

この事業では、
社会課題解決のターゲットに対して、しっかり絞り込みをし、
そしてそのターゲットに有効な事業を展開しているという点で、
ターゲットを明確にするという事と、そのターゲットの深堀りの重要性を知ることができました。

感想

ボーダレスジャパンさんのお話を聞いて、
会社の仕組みがとても素晴らしいと感じました。
今現在51の事業を添加しているが、
撤退した事業は10件無いくらいなのだとか

事業を立ち上げる仕組みとして、
・新事業をはじめる時は、51事業の社長が全員参加する社長会を開く
・全員の賛成を受けられないと始めれない
・事業の原資は、各事業が利益の1%を提供する
これはとても素晴らしいと思いました!
各事業の成功者から本気でアドバイスや援助してもらえる体制があり、
事業が成功する仕組みが成り立っているんだなと感じました!
新事業を企画するのは、新卒・入社2~3年目が多いのだとか!

質疑応答の際に
「事業を真似されるのはどう思うか?」
という質問に対して、
「真似されるのは気にしない、
その上でどう差別化できるかが腕の見せ所」
という回答で、マジで震えました。
「一人のアイディアマンより、多くの人が集って話し合うことが大事」
とのことで、
全員が、各事業に対して本気で向き合っているからこその言葉だと感じました。

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