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20250112
私は今、仙台の繁華街にあるホテルのベッドの上にいる。
仙台まで遠征してでも逢いたいアーティストは、aikoだ。
今日と明日の2days、ライブハウス・SENDAI GIGSでライブが行われる。
私なもちろん2days参加する。わざわざ高い交通費かけて1日だけという選択肢は、私にはなかった。
aikoのために仙台まで来たのは3度目だが、過去2回はホールツアーのLove Like Popで来たので、ライブハウスツアーのLove Like Rockで訪れるのは今回が初めてだ。
aikoのライブは平気で3時間を超えるので、スタンディングのライブハウスツアーの時は、体力も精神力も揃ってないとなかなか過酷だ。
でもその過酷さを乗り越えた先に、aikoの音楽でしか達せない悦びがある。
そのためにわざわざ遠征までして彼女に逢いに行くのだ。
今日のMCで彼女はライブのことをデートに喩えていたが、観客側からしてもaikoとデートしに来たつもりで観に来ている。
痛いファンだと思う人もいるかもしれないが、今夜あの会場にいた人の多くはそんな気持ちでaikoのパフォーマンスを観ていたに違いない。
それくらい熱量が高かった。
また、東京のライブハウスと比べてこじんまりとしているので、整理番号が良くなくても割と近くで彼女を観ることができる。
さらに花道もあるので、先端まで来てくれた時は、もう目と鼻の先にaikoというなんとも幸せな空間が広がっていた。
aikoのライブに行くたびに、これはただ歌を歌う歌手とそれを聴く観客という関係性を飛び越えて、もう愛の交換をしているような気持ちになる。
aikoと観客の相乗効果で生まれたパワーを使えば、国を丸ごと動かせそうな気がする。
やや大袈裟かもしれないが、それくらいaikoのライブは、とうにLove Like Rockは濃密なのだ。
SENDAI GIGSには初めて行ったので、勝手が分からず、コインロッカーを使おうとしたら小銭がなく、両替のために駅前まで戻って自販機で小銭を作って戻ってきたら、すんでのところで全てのロッカーが埋まってしまい、どうしようかと思ったけれど、開場後にクロークに預けて、なんとか身軽になることが出来た。(でもクロークの袋700円はちょっと高いけど)
夏はTシャツ1枚で来れるから良いけど、冬はどうしても厚着になるので、ライブハウスツアーでは荷物の問題が出てくる。
ましてやaikoのライブは、この時期でも真夏か?と思うくらい湿気と温度がヤバい。
サウナかと思うくらいの熱気の中、4時間くらい立ちっぱなしになるもんだから、到底コートなんか来ていられない。
明日のライブはホテルのチェックアウトを済ませてから向かうので、荷物をどの時点で預けようか思案中である。
そして果たして帰りの新幹線に間に合うのだろうか?
今日の感じだと地下鉄にスムーズに乗れればいけると思うが、aikoのライブは毎回予測不能だからな。覚悟しておこう。
明日はどんなライブになるだろう?と考えるだけで頬が緩む。
普段滅多に大きな声を出さない私が唯一叫ぶ場所が、aikoのライブだ。
今日も「aikoー!」と叫び、歓声を上げ、一緒に歌って楽しかった。いつか本人と会話できたらいいな。そんな夢想をしながら、明日に備えて寝ます。
おやすみなさい。