20241201
ありがとね、ほんとにね。
12月の始まりと同時に、1組のグループとの別れを告げてきた。
今日は新潟を拠点に活動してきた3人組アイドルグループ・RYUTistのラストライブが渋谷CLUB QUATTROで行われた。
ラストライブということもあってか、チケットはソールドアウト。
満員のRYUTistファンとともに、メンバー3人の門出を祝った。
始まる前から会場を温めるようにと、野太い掛け声が響き渡る場内。
アイドルの現場をこういう男たちの活気があるから面白い。
とはいえ、私がアイドルグループのラストライブを目撃するのは、初めてのこと。
どうなってしまうんだろう？という期待感はあった。
17時の開演ぴったりに始まると、純白のドレスを着た3人が笑顔を振りまいて元気に登場。
もうそこからどんどん曲が進んでいき、曲と曲の繋ぎ目も、MCの時以外はシームレスに繋がっていて、音楽的側面からもめちゃくちゃ楽しめるライブだった。
それもそのはず。彼女たちが楽曲提供をしてもらっているアーティストが、めちゃくちゃ音楽通を刺激するラインナップなのだ。
柴田聡子や蓮沼執太、君島大空にD.A.N.など良いメンツ。さらに後日解禁される新曲では石若駿が参加しているらしい。
もう絶対楽曲提供の依頼をしている人、音楽好きじゃないと有り得ないくらいのメンツだ。
そして難解な曲も華麗なステップで歌い踊るRYUTistの3人に魅了され、気がつけばラストライブに駆けつけるまで好きになってしまっていた。
今日のライブ、私はステージ向かって右端のところでゆったりと観ていたのだが、メンバーは端々までしっかり目を合わせてくれようとしているのが、ライブ中にしっかりと伝わってきた。
とくに横山実郁さんは、端っこでひっそりと踊っている私にも、何回か目配せをしてくれ、手を振ったりしてくれたのだ。
最初はその気じゃなかった私も、サービス精神旺盛な彼女のパフォーマンスにすっかりその気になってしまい、ノリノリでライブを観ていた。これが13年活動し続けてきたアイドルの実力か。（ここで好きになっても、もう最後なのに！）
本編のラストではメンバー1人1人がお客さんに向かって挨拶をする時間もあった。
メンバーは涙ながらも、口々に感謝と思い出を語っていて、こういうステージでみんなに見守られながら、しっかり感謝の気持ちを言葉にして表現して盛り上げられるのは、凄いなと思った。キャリア13年といっても、彼女たちはまだ20代前半なのに。
ライブはダブルアンコールも、入れて3時間超フルボリュームのステージ。
最初から｢長くなるよ～｣と本人たちも言っていたので、覚悟していたが、ゆったりとしたスペースで体を揺らしながら観ていたら、そこまで疲労困憊という感じにはならなかったな。
終わってからちゃんぽんでも食べに行こうと、渋谷の坂をのぼってリンガーハットへ。
熱々のちゃんぽんが美味しい季節になった。
家の近くにあったら毎日通ってしまうかもしれない。
いつかまとまったお金ができたら、リンガーハットの株主にでもなろうかな、と本気で思っている。
今日から12月だ。
師走も事故や体調に気をつけて、めいっぱい生きていくぞ。
