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20241001

あぁ、本当に幸せだ。

久しぶりにライブでボロ泣きしてしまった。

最近はどのライブに行っても興奮することはあれど、それを飛び越えて泣くことは少なくなっていたのだが、今日は完全に私の負け。やられてしまった。

サニーデイ・サービス。

コロナ禍直前の2020年にハマって以降、幾度となくライブを観てきたが、今夜も凄まじかった。

古参~新参者まで楽しめる豊潤なセトリ。

刹那的で感情的で感傷的で、時に暴力的で。

でも彼らの楽曲は、とにかく官能的なのだ。

もうとにかくエロい。

ルックスがどうとかそういう話じゃない。

音楽がものすっごく官能的なのだ。

加えてスリーピースバンドにしか出せない強靭かつ必要最低限のアンサンブル。

ギターボーカルの曽我部氏とベースの田中氏が、ドラムの大工原氏を囲むように弾き合う姿は、もうめちゃくちゃ神々しい。

個人的に好きな曲や普段あまりやらないレア曲も聴けて、もう満足を飛び越えて昇天してしまった。

人ってあまりにも感動すると脱力するんだ、と実感。

いま、身体中の力が抜けている。

会場は下北沢のCLUB Queというライブハウスだったのだが、ここがまた音がすごく良かった。

ボリュームも大きすぎず、3人の演奏を引き立てる音響システム。

キャパが200名ちょっとしか入らない所なので、かなりぎゅうぎゅうだったが、そんなことは中盤から全く気にならなくなるくらいの名演だった。

それにしても本当に気持ち良かったな。

言葉を選ばずに言うならもうセックスより気持ちいいんじゃないだろうか。

いや、もうこんな気持ちいいライブに行けるならセックスなんてこの世から消滅してしまう。

もうそれくらい官能的で私の中の宇宙が爆発していた。

ほんと、こんな奇跡のようなバンドがデビュー30年近く経った今も現役バリバリで活動していること、その活動期間中に私が立ち会えたことを誇りに思いたい。

昨夜はうっかり電車の乗り換えをミスって、タクシーで散財する羽目になり、最悪だと落ち込んでいたのだが、今夜の喜びの前振りだと思えば、全てがパーになる。

自分でも驚いたのは、涙腺が崩壊した曲。

バラードとかじゃなくて、「コンビニのコーヒー」や「春の風」のアップテンポなナンバーだったこと。

この2曲は私がサニーデイに夢中になるきっかけになったアルバム『いいね!』に収録されており、リリース当時、電車の中でマスクをしながら聴いてたこととか思い出して、もうダメだった。

あともう歌詞が本当にヤバい。

こわれそうになりながら懸命に生きている人の味方をしてくれるから、もうダメ。

こんな素敵なバンドがキャパ数百のライブハウスで観られたこと、心にずっとしまっておこうと思う。

今日はいい夢が見られそうだ。



サニーデイ・サービス@下北沢CLUB Que

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