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20241116
今日は久しぶりに昼まで寝ていた。
おかげでエネルギーも回復。今日もライブなので、行く前に整体に寄る。
全体的に体が固くなっているみたいなので、ゆっくりほぐしてもらった。
そして向かうはKアリーナ横浜。
今日行くのはクリープハイプの結成15周年記念ライブ。
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Kアリーナ横浜は、バンド史上最大キャパなのでは?何よりおめでたいので、早々にチケットを買って楽しみにしていた。
私の19~20代前半のほとんどは、クリープハイプの音楽によって彩られていたと言っても過言ではないくらい、多大なる影響を受けた。
影響を受けたと言えば格好がつくが、ただただすがるように聴いていて、おべっかではなく救われていた。
あの時にクリープハイプの音楽がなかったら、今頃生きていたかもわからない。それくらい私にとって重要なバンドだ。
その後、私が成長するにつれて聴く機会が減ってきたが、コロナ禍に突入して鬱々としてくると、またクリープハイプの音楽が恋しくなってきた。
それからはここ数年は東京ガーデンシアターや中野サンプラザホール、幕張メッセとまた定期的にライブに足を運ぶようになった。
15周年で2万人収容できるキャパということもあり、会場も人も多く、1人で参加するのは心細かったけれど、ライブが始まればそんな気持ちは吹っ飛んだ。
途中のMCで尾崎世界観が、「制度や仕組みからこぼれ落ちてしまうお前のために歌っている」という旨の発言をしていて、あぁ、やっぱりこの人を好きになって良かったなぁ、自分のアンテナは間違ってなかったなぁ、と泣きそうな気分になっていた。
クリープハイプの音楽は、ネガティブを無理やりポジティブに変換するのではなく、ネガティブをネガティブのまま受け入れてくれるというか。生まれる感情をそのまま受け入れて、私の代わりに発散してくれるんだ。
変わり者でひねくれ者で、なかなか社会に迎合出来ない人のための音楽と言ったら大袈裟か。
でもそんな王道に居心地の悪さを感じる人のための音楽が、2万人キャパの会場で演奏されていること、それ自体がすごく奇跡的で希望だと思う。
まだまだ人生は捨てたもんじゃないな、と思える。
セットリストも15年を総括するようなプログラムで、ライブでの定番曲を序盤に固めて、あくまでも通過点と言わんばかりの姿勢に好感を持てた。
中には「目覚まし時計」とか「週刊誌」とかシングルのカップリングに入ってるコアな曲もやってくれて、10年来のファンとしては喜びもひとしおだ。
新たなツアーも決まったみたいで(なんと武道館4daysもやるのだとか!)、これからのクリープハイプの未来に幸あれ、と思ったライブだった。
これからも20周年、30周年と、どこまでもどこまでもそのままで駆け抜けていってほしい。
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