20240810
お盆休み初日。
夜のバイトまで時間があったので、ひたすら食っちゃ寝してたら、出かける時間になっていた。
夜は週2回、ジャズ喫茶で働いている。
もう働き始めてから1年3ヶ月ほど経過した。
始めた頃は、業務を覚えるのに必死だったが、今やのんびりと構えていられるようになった。
マスターは御歳76歳(多分)で、今でも週6でキッチンに立つタフガイだ。
いつまで続けるんだろう、誰かに跡を継いでもらうつもりはあるんだろう、とか色々と思うことはあるけれど、あまり口数が多いタイプではないので、本当のところはわからない。
ジャズ喫茶で働いていると、「ジャズお好きなんですか?」と聞かれることが多いが、そこまで詳しいわけではない。
でもジャズを聴いていると、なんていうかトランス状態に近い感じに陥ることが多い。
自分の集中力が上がるというか。
これはジャズ以外の音楽だとあまり感じない感覚である。
ジャズのもつ即興性の高い自由な感じと、ビートがそうさせているのだろうか。
時給は安いが、もともと居心地の良さを求めていたというところもあり、1年以上も続いている。
きっと、自分があの世に行く前の走馬灯の数ページを彩る日々を送っているという実感もある。
ここで働くことで、普通に昼の仕事だけしていたら会わない人たちとコミュニケーションを取ったり、パスタを茹でたりピザを焼いたり、お酒をついだり、ピンクの電話のダイヤルを回したりと、なかなか刺激的な体験ができている。
今まで働くこと=嫌なことという固定観念があったが、もっと楽しみながら働いてもいいんだな、と思えるようになってきた。
でもそんな日々もそろそろ終わりにしようかな、と思っている。
続けようと思えばいつまでも続けられそうだが、そんな惰性で仕事をしていいのだろうか?と頭をもたげ始めている。
それに、資格の勉強をしてもっと年収を上げたいという欲も出てきた。
勉強の時間を確保するためにやめるか?でもそれで心のバランスは保てるのだろうか?そんなこんなで今は悩みの中にいる。
でもいざとなったら辞めてやるという気持ちで働くくらいが丁度いいのかもしれない。
色々と頑張りすぎてしまう性格だから、何事も完璧にこなそうとしてしまう。
それも良い面はあるんだろうけど、やはり疲れてしまう。
何か大きなきっかけがあったら、とか考えている時点でダメだな。
もっと意志を強く持ちたい。
今はそんな感じである。
そして意志の弱い私は、またバイト終わりに最寄り駅の日高屋に駆け込んでしまった。
ご飯は深夜のためにあるのよ~❣️と叫んでいたアレン様の言葉を胸に、バクダン炒めをむしゃぶりつきます。