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【脱サラ農家のつぶやき】新規就農について(農地編)


農業に興味がある人へ

農家の後継者以外の方が、家庭菜園ではなく、
農地を取得(賃借)して農業を本格的に始めたい場合、
いろいろなハードルがあります。

まず、農業の制度自体が
「農業の後継者向け」
につくられています。
(新規参入者が少ないので、仕方ないのかもしれませんが)

跡取り(知縁者)以外の新規就農者が農地を確保しようと思ったら、
「地域の人と仲良く」しなければなりません。
このよく言われる言葉の意味は、
「農地を貸してくもらえるように、農地の所有者や農業界の有力者に信用してもらう」
ということです。

親戚も知り合いもいない人は?

通常自治体の相談窓口(農政課)に相談して、
2年間の研修を行うこととなります。

行政が手厚く支援・仲介してくれたり、
研修受け入れ先の農家が、斡旋してくれたり、
運がいいこともありますが、

基本的に、
「研修の間に農家さんと仲良くなって土地を手に入れろ」
という感じです。

農地の確保は甘くはない

基本的に「いい農地」
知縁のない新規の方は手に入れることができません

よく考えたらそうですが、
「いいの農地」は、
規模拡大したい有力な農家が確保したり、
知縁者に貸したり、
そもそも手放さなかったり、
新規就農者(知縁なし)には回ってきません

新規就農者が手に入れられる農地は
「耕作放棄地」
「中山間地域の農地」
などです。

農業委員会?

農地の貸し借り、売買は、
実は当事者間だけではできません

農業委員会(行政機関)に申請し、
農業委員(地元の農業関係者で構成)の認可が必要になります。
(月1回の会合)

ここでも
「地元の人と仲良く」が出てきます。

農地を守るための制度だと思いますが、
農業以外の人から見たら、
ブラックボックス+ハードル
です。

まとめ

伝手のない人が新規で農地を確保しようと思ったら、
・2年間の研修
・地元の農家さんと仲良く

しないといけません。

そして、「いい農地」を手に入れようと思ったら、
「運」を頼りにしなければいけません。

新規就農者にとっては、
「農地の確保」がいくつかある高いハードルの1つです。

私たちはどう手に入れたか?

私たち(夫婦)は、
「脚」「運」で農地を手に入れました。

自治体に頼らず(頼りにならなかったので)、
研修期間中に、
自分達で農地と空き家を探し回っているときに、
たまたま、農地付きの空き家を見つけ、
購入することができました。
「中山間地域の農地」でしたが、私たちはすごく気に入りました)

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