ネタバレ有アニメ感想 ~伏 鉄砲娘の捕物帳 (ふせ てっぽうむすめのとりものちょう)~
🔶内容🔶
猟師の少女で読み書きができない主人公「大山 浜路」は祖父の死後が死に一人ぼっちになり兄のいる江戸へと行くことし道中謎の青年「信乃」と出会う。江戸では「伏」と呼ばれる半人半犬の者たちの暗躍しており、人の生魂をとって食らうという彼らに幕府は高額の懸賞金をかけ
兄の「大山 道節」は伏の退治を目論む。桜庭一樹の小説『伏 贋作・里見八犬伝』が原作
🔶感想など🔶
コミカルな絵柄でイキイキとキャラが動き、キレのあるアクションが見ごたえある。
江戸の町の描写やラストシーンの背景は綺麗なものがある。
最初は状況が分かりにくいかもしれないが、しばらく見ていくと内容が分かっていき
人を捕食する伏と、伏を退治する人間とでの心情が出ている。
ハッピーエンドの形でテンポよくまとまっている一方、伏に対する抜本的解決はなされていないような印象は受けた
というのも最終的には伏を完全に退治することはできず、人食い衝動を無くす解決策が提案されていないからだ。
(浜路は私を食べていいよといったが、よもや本当に食べていいわけではなかろう)
後は浜路と信乃の関係性をもう少し深めてほしいような気もする。
ストーリーに対する評価はネット上では厳しいものがある一方個人的には可も不可もなくといったところ。
しかし、アニメーションとしての動きや綺麗な背景は良く深く考えずにぼ~っと見る分には楽しめそうである。