田舎で書道するアニメ感想 ~ばからもん~


 ◇内容◇
主人公の書道家 半田清舟(はんだ せいしゅう)は自作を酷評した書道展示館の館長を感情的に殴りかかったことをきっかけに
父親から五島(長崎県・五島列島)に行って反省するように言われ、田舎暮らしをすることになった
慣れない田舎暮らしで惑いながらも地元の常民たちと関わっていく

 ◇主人公と住民たち◇

キャラのやり取りは基本ギャグチックである。
 主人公の半田は才能もある努力家だが書道をしながらも内面には多少の闇を抱えていて
その実力とトラウマを持ち合わせている様はのだめカンタービレの千秋真一を彷彿とする。
登場人物が人の家にずかずかと上がり込み、住民の自由な態度にツッコミを入れる。
一見人を寄せ付けない性格のようでいてビビりだったりヘタレだったり幽霊を怖がったり人間味のある一面性を多く出している
半田を尊敬しながらも半田よりも上に行っている後輩の登場や、五島での日常を通して主人公の心情の変化も伺える。

琴石 なるは小学1年生らしく始め見た時に男の子か女の子か見分けがつかない。
明るくも活発で純粋な子供だからこその的確な意見をときおり発することがありなんとも侮れない。
半田の一番のパートナーのような立ち位置のようである。

人見知りでどんな時でも泣くひな、半田に世話を焼く母親、クセの強い漫画家を目指す新井 珠子(あらい たまこ)等
田舎ならではの個性豊かな人物が多く登場すしまた方言や言葉使いがよくできている。