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ブラック企業と君主論【新・群れラジオ#18】

今日は先に君主論の解説がありました。後半はブラック企業で働くことについて盛り上がりました。

君主論 第4章~第6章

スライドと説明動画はこちらからどうぞ。

結局はパワーでねじ伏せるしかない!みたいな話でした。

群れ研所長の数奇な人生

高校生のときはセンター試験で現代文を満点とったという所長。しかし大学は挑戦校ばかり受けたためどこにも合格せず浪人、そのままフリーターとなって熱帯魚屋のアルバイトを始めたそうです。

そのまま熱帯魚屋で正社員となり、月130時間残業というブラック労働に従事しながら通信制の大学に通い始めたとか。その後も、とても常識的には考えられないルートを選びながら現在に至ったようで、ただただ驚くばかりでした。

熱帯魚屋は熱帯魚を売るのが収入の柱ではない、というのも面白かったです。タバコ屋さんが自販機の管理で儲けてるみたいな構造がいろんな業界にあるんですね。

群れ研究員の大学院研究室時代

群れ研究員の2人は化学系の大学院を出ているのですが、化学系研究室はかなりブラック体質が強く、コアタイムが10時から22時、終電で帰れればいい方で、今日は何人泊まるんだろう、みたいな業界だったようです。

しかも学生は授業料を払って勉強させていただいている身分なので、たまの休みの日曜日はバイトして飲み会代などを稼いだりと本当に若くなければできないような生活をしていました。

会社に就職したら17:30の定時で帰れるしお金はもらえるし、でも家に帰っても何したらいいかさっぱり分からない……みたいな燃え尽き症候群みたいになっちゃいますね。

ブラック企業で強くなれ

意外と群れ研メンバー3人ともブラックな生活を経験してきたようですが、そうした経験があれば、ちょっとくらいの辛い環境には耐えられるようになります。だから皆さんもブラック企業に入社して強くなりましょう、というのはあまりにも生存バイアス過ぎますが。

おそらく昔の人はみんなブラックな働き方をしていて、幼いころから農業とかやらされて、弱い奴は普通に死んでいったけど誰も気にしなかった、みたいな時代があったんだと思います。

いまは豊かになったから余裕ができて、法律で労働時間を制限するようになって、弱い人の命も守れるようになってきたのではないでしょうか。

だからブラック企業はなくなった方がいいのですが、自分がやりたいことに全力を投入するのは止められないし、そうやっ起業して成功した社長が社員にもブラックな働き方を求めてしまうという流れはなかなかなくならないのかもしれません。

ブラックな群れというのは、それだけ充実した幸せな群れなのかもしれません。適応さえできれば。そんな内容の本もありました。

自分にあった生活をしよう

熱帯魚屋で月130時間の残業をすると楽しくなってくる人類もいれば、毎日早起きして大学に行って一限から授業をまじめに聞くのがローコストの人類もいます。周りから見ればヤバいことでも、本人が苦でないのなら、それでいいんです。

むしろ、そういう自分のローコストポイントが見つかれば、人生を大きく楽なものに変換できるかもしれません。君は変だね、と言われるポイントがあったら、そこを短所ではなく長所にする立ち回りを心掛けましょう。

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