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楽器の種類

楽器の種類はざっくり分けると、

  • 体鳴楽器(idiophone)・・・それ自体を叩いて音を出すもの。カスタネットとか木魚とか。

  • 膜鳴楽器(membranophone)・・・動物の皮や弦などを張ったものを叩いて音を出すもの。

  • 気鳴楽器(aerophone)・・・笛、ラッパの類。

  • 弦鳴楽器(chordphone)・・・弦を振動させて音を出すもの。

    • ネックの無いツィター属(分かりやすいのはお琴ですがピアノもここに入る)、ネックがあるリュート属(ギターとか琵琶とか)、響板と弦が垂直になっているハープ属がある。

  • 電鳴楽器 (electrophone) ・・・アンプを通して音を出すもの。シンセもエレキギターもこれ

となります。

この中の弦鳴楽器は、擦弦(さつげん)楽器(弓で弦をこすって音を出す)、撥弦(はつげん)楽器(弦を弾いて音を出す)、打弦(だげん)楽器(弦をハンマーなどで叩いて音を出す、ピアノはこれ)と種類があります。

擦弦・撥弦楽器で弦の数が一番少ないのは1本弦の楽器。日本にはその名も「一弦琴」という楽器がありました。

※画像はこちらよりお借りしました

他にも、インドのエクターラカマック、マケドニアのグズラ、エジプトのラバーブ、ケニアのゼゼなど、1本弦の楽器って結構あるんですね。

打弦楽器で一番馴染み深いであろうピアノですが、エレクトリック(電気)ピアノというのは「打弦+電鳴楽器」と言えるでしょう。

フェンダーローズ(Fender Rhodes)という電気ピアノがあります。「ローズ」「ローズピアノ」と言われることが多いです。ディープな音楽好きの方ならば名前はご存じでしょう。

※画像はこちらよりお借りしました

鍵盤を押すと内蔵されているサンプリング音が鳴る電子ピアノとは違い、生ピアノと同じようにハンマーで叩いた金属棒の音をピックアップしてスピーカーから出すというものです。
この楽器の何が良いかというと、生ピアノと同じでハンマーが当たった時の音が独特の風合いを醸し出しているからなんです。ローズの音は、よく「コロコロ」と表現されます。

「ローズと言えばAzymuth!」ということでこちらをどうぞ。

最近のサンプリング音源はこれも忠実に再現出来るようになってますね。

では、それぞれの種類の代表的な楽器の動画を貼っておきます。

◆体鳴楽器から、ヴィブラスラップ

◆膜鳴楽器から、スネアドラムとティンパニ

◆気鳴楽器

◆弦鳴楽器から、薩摩琵琶

電鳴楽器から、アナログ(モデリング)シンセサイザー