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初めてまともに完成させた自作曲

1989年、電子オルガン専攻の音大生だった時にコンクールに出ることになり作った曲。

「幼少期から音楽やピアノのレッスンを受けていた」ワケではなかったので音楽や作曲の知識がまだまだ中途半端で、あの年齢ならではの「ほとばしる勢い」だけで作ったような無調の作品です。「HX-1」という機種用に作りました。

このコンクールのビデオを先生に撮っていただいたのですが、上京直後に盗難に遭いこのビデオテープ含む本やらCDやらが入っていたダンボールが無くなってしまいました。録音もしていなかったので音源無しです。
後年打ち込みで再現してみましたが「違うコレじゃない!」となり、やはりこれはあの楽器で弾いてこそなんだなと再認識しました。

当時現代音楽にドハマりしていたためちょびっとゲンオン風味で、「おぉ!?なんだこれは!」と興味を惹きつけるには十分でしたが、週7日夕方から夜中までビデオ屋でバイトしながら学校に行っていたため全く練習が足りず、二次予選で落ちました。
他にオリジナル曲を弾いていた人はおらず市販の譜面あるいはクラシックのアレンジばかりな中、悶絶するほど悔しくてたまらなかったのを覚えています。

「まぁ、人前でちゃんと演奏して聴かせるのが一番大事なのに演奏力が屁ではどうしようもないやろ😏バイトのせいで練習出来んかったとかせっかく自分で作ったのにとか、そんなん審査員には関係ないしな」と、(脳内の)兄貴に言われましたけどねw

今のことは分かりませんが、当時あのコンクールは「店舗ごとの予選→都道府県ごと予選→ヤマハの支店ごと予選→全国大会」となっておりました。
自分は「店舗は通過したが都道府県ごとの段階から支店別の予選へ行けなかった」訳です。優秀賞とかいうの頂いたのがせめてもの記念です。

追記:
大学の練習室で録音したこの曲の音源(途中まで)が見つかったので貼っておきます。コンクール本番では緊張のあまりこれより更に酷い演奏だった気がします。