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マキちゃんの思い出
もう居なくなって7年くらい経ちましょうか。
マキちゃんと勝手に名付けた地域猫がいました。
キジ白のおんにゃの子。いつも見かけるのは決まって夜でした。
毎日、夜にある場所を通ると居ました。一度、立ち去る時に「ニャーー」言いながら走って100メートルくらい追ってきたことがありますが、あれの動画を撮っていないのが悔やまれます。
ほぼ毎日、彼女に会ってひとしきり戯れるのが日々の楽しみとなっていました。
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一度、いつもご飯をあげているボラさんと遭遇し、少しだけ話しました。
「犬の餌を置いている人が居るんですよね…」
とおっしゃっていたのを覚えています。その方とはそれっきり。
出会って半年くらい経った頃でしょうか、徐々に姿を見かけることが少なくなりました。
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最後に会った時には随分痩せていました。
なんとなく「あ…」と思っていたら、やはりそれが最後となりました。
近所のアパートに住み着いていた(恐らく高齢の)茶トラくんがマキちゃんと仲良しのようでした。
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駐車場の車の側でイチャイチャしてるのを目撃したこともあります。
マキちゃんが居なくなったあと、何度か「待ち合わせしてるのかな?」と思える場面がありました。
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この彼もそのうち見なくなり、そしてその住み着いていたアパートも4年前に取り壊されました。
アパートの住人(高齢者)が洗濯してるときや出かける時に絡みついていた姿をよく覚えています。
何もかも、始まったからには終わりがある。今見ている風景は不変ではない。だからこそ心に刻んで、そして思い出を胸にしまいつつ前を向こう。
ますますそう思わされました。