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ディミヌエンドとデクレッシェンドの違い
両方とも「だんだん音を弱く(音量が減少)」という意味のイタリア語で使いどころもまったく同じです。
「デクレッシェンド」はあくまで「クレッシェンド」の対として使われるものですが、単体だとディミヌエンドでもデクレッシェンドでもどちらでもいいのです。
ではどうやって使い分けるのかと言うと、ぶっちゃけ「気分次第」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1726380685-hf7AcGFVB0X4TlZIa3i9oEpe.jpg)
「デクレッシェンド」は「>」で書くことが多いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1726380721-k8zY4R2EKaqB9pxUTcbZh0I7.jpg)
個人的には、「dim.」と書くほうが文字数が少なくて済むのでこちらのほうが圧倒的に使う機会が多いです。
クラシックピアノなどの譜面を見ても「decresc.」の表記はなかなかお目にかかりません。
「書くのがラク」というのは結構重要なんですよ。
全く同じ音の繰り返しが続く場合はこういう記号を使って省エネします。
↓これは「これ以前の2小説を繰り返す」という意味です。
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ただ何でも省エネしていいというものでもなくてですね、アンサンブル用のパート譜は極力反復記号を使わず最初から最後までちゃんと書いたほうがいいみたいです。
書くのが面倒ですぐ頼りがちなんですよ、この↓反復記号。ピアノソロなんかはそれでもいいんですけどね。
![](https://assets.st-note.com/img/1726381737-HSAVBvQwe8tzY5O3DMck7sIf.jpg)
反復記号を多用すると、あっち行ったりこっち行ったりと目が泳ぐことになるので宜しくないんですね。
昔、パート譜でこれを使いまくり「反復記号使わずちゃんと全部書いたほうが親切だよ」と注意されたことがありますw
横着は事故の元。