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20090819 いずれは黄泉の国へ

※現在鍵付きのブログに以前書いたものです。

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以前書いた音大時代のS師匠が昨年お亡くなりになっていたというのを、昨日知った。
結局、上京後一度お電話しただけでお会いすることは出来ないままだった。
あの人に教えてほしいが為に自分で金払ってあの学校に行ったんだもんな。イイ想い出だ。

大好きな音楽家の高齢化がますます進んでいる。既に亡くなっている人も居るが。

Michel Legrand
Toots Thielemans
Quincy Jones
Chick Corea
Ivan Lins
大野雄二

60年代から活躍している人達。自分の親と同じくらい、もしくはそれ以上の人ばかりだ。

さっき急に思い出してトゥーツの『The Brasil Project Vol.2』をiTunes Storeで再購入。

上京直後に盗難に遭い、部屋に置いてあったCDやビデオテープの入ったダンボールをごっそり盗まれた(今の状況を示唆していたかのようだ)のだが、このアルバムはその中に入っていた。
いや~、素晴らしい。20年近く経っても全く色褪せない音楽。
ブルーノート東京でのトゥーツのライブには2度行ったが、また行きたいよ。長生きしてくれ爺さん。

さて、大野雄二のライブに久々に行こうかな。
日本テレビが大野サウンド一色だった70~80年代前半の頃が懐かしいや。

最近の音楽をほとんど聴かなくなってから久しい。というか元々そうなんだけど。
(しばらく特定ジャンルのdisりなのでカットします🤣)
ただし、和製エレクトロニカは質が高いね。流石YMOが生まれた日本。

60年代・70年代の黄金時代に活躍した大物ミュージシャン達がこの世を去りし後は、きっと藻抜けの殻になるんだろう、音楽業界は。
過ぎた時間は、もう戻っては来ないのだ。
そしてこれからも延々、あの時代のミュージシャンの楽曲が手を替え品を替えオムニバスアルバムとなって再販され消費されていくのだろう(って、これは日本だけなのかな?)。
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そして2024年現在、大野雄二氏とイヴァン・リンス氏以外は残念ながら皆お亡くなりになりました。
中でもミシェル・ルグランと、まだ60代半ばだったライル・メイズが亡くなった時のショックはデカかったです。
そして思い出す、34年前にサラ・ヴォーンの訃報を聞いた時の気持ち。

このアルバムは至高です。

そして、このライル・メイズのアルバムも至高です。特に6曲目。
CDがうちにありましたがこれも手元から消えました。HDDに音源は残っているので板を買い直さないままですが。

しばたはつみさんも亡くなっちゃったな。べらぼうにウマいシンガーでした。
晩年のエピソードをどこかで読んで切なくて、それ以降『シンガーレディ』を聴くと「これは彼女自身のことなんじゃないかな」と思えてくるんです。
(↓このアルバムは大野雄二プロデュース)

もうね、「あ、○○○○はまだご存命なのか?!」と定期的に検索するようになってしまいました。
あぁそういえば、最近とある音楽家が亡くなってるのを知ってビックリしましたっけ。確か自分より2歳上。まだお若いのに😢

自分自身、もういつ死んでもおかしくはない年齢ではあるのだと実感します。
一曲くらい至高の音楽作ってからじゃないと黄泉の国には行けんわ。