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自転車屋さんに見る【集客のあるべき姿】

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■お盆休みの最終日である昨日、


 妻と長女が、

 自転車屋に行って

 長女の壊れている自転車のタイヤを
 修理してもらいたいね、

 といった話をしていました。

 しかしながら、

 以前行った近所の自転車屋が
 どうも感じが良くなかった
 
 とのことで、

 なんだか行くのが嫌だなぁ

 という気持ちになっていた様子。


 今日はそんなことから
 お話を続けていくことにいたします。

■なんだか嫌だなぁ
 という感覚。


 このような感覚を持った瞬間、

 そのお店に行こうという気持ちは
 削がれてしまうのではないでしょうか。

 少なくとも私自身は、

 多かれ少なかれ
 そういう感情を持ってしまったら、

 基本的にそのお店には
 行かないようにしています。

 なぜなら、

 気分が悪くなってしまうからです(笑)。

 今回のことは、
 お店の側から見ても、

 相当なマイナスですよね。

 だって、

 お店に来てもらう前に、

 勝負あった

 ということになってしまっている
 わけですので。


 私がその自転車屋さんで、
 (言い方は悪いかもしれませんが)
 うまく商売をしようとするならば、 

 しっかりと

 【相手の立場に立った】

 行動を取ることでしょう。

 今回、妻がお願いしたのは、
 自転車に空気を入れてもらいたい
 ということ。

 『空気入れなど、
 当然料金を払ってもらえるものではない。』

 そんなことが脳裏に浮かんだのか、

 その店主の奥様は、

 何とも迷惑そうな顔をして
 空気入れの了承をしたようなのです。

 (旦那さんの方は、
 感じが良かったとのことで、
 この奥様の態度はすごく残念・・・)


 こうした態度は、

 私から言えば、
 (経営として考えた時)

 経営者として
 あってはならないこと

 であるように思ってなりません。

■と言うのも、


 本質的なマーケティングの構造を
 理解していないから

 ということなんですよね。


 一般的に

 マーケティングの大枠として、

 【フロントエンド】と【バックエンド】

 というお話があります。


 フロントエンドとは、
 『集客』に使うための商品。

 今回の空気入れの無料サービスが、
 このフロントエンドに該当しますね。


 その他にも、

 我々税理士であれば、
 無料の税務相談であったり、

 飲食業であっては、
 クーポンなどでの、
 新商品の試食のようなものであったり。

■要は、


 『集客をする』

 …つまり

 見込み客となる可能性のある方を、
 その店舗に呼び込むための

 『導線』を作るのが

 この【フロントエンド】

 というものなのです。


 そのフロントエンドにより、

 店舗のファンに
 なってくれた人に対して、

 今度は本物の商品(バックエンド)を売る

 という流れ。

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 自転車屋さんにあっては、

 空気入れを気持ちよく
 無料サービスすることにより、

 その自転車屋さんへの
 好感度をアップさせ、

 本当に売りたいであろう
 自転車への購入などへと

 買う側の心を動かしていく

 ということなんですよね。

■このように、


 『空気入れ』という
 フロントエンドの商品から、

 『自転車の購入』という
 バックエンドの商品へ誘導していくこと。

 これが

 マーケティングの基本的な流れ

 と言えます。

■とするならば、


 今回の空気入れに関して言えば、

 『空気入れ』というサービスを
 してくれたこと

 自体は良かったのですが、

 その行為を

 『迷惑そうな表情で対応した』

 というお店側の行動としては、

 やはりNGであると言えるでしょう。

■結局のところ、


 商品やサービスを購入する側は、

 商品やサービスを買う

 ということは当然なのですが、

 その時に持つ『感情』によって
 買うかどうかを決めている

 というのが通常なんですよね。

■そんなわけで、


 しっかりとこのような

 マーケティングの基本的な仕組みを

 今一度イメージして、

 現在のあなた自身の商品やサービスが
 この基本的な枠に入っているかどうか

 ということを見直してみるのも

 時には重要かもしれません。


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《本日の微粒子企業の心構え》

・マーケティングの基本構造は、
 【フロントエンド】からの
 【バックエンド】への誘導である。


・商品やサービスを買う側は、
 最終的に商品やサービスを
 買うわけではあるが、

 その過程として、
 自分自身の『感情』を頼りにして、
 購買の意思決定をするものである。


・自らの商品やサービスが
 マーケティングの基本的な構造に
 合致しているかどうかを
 
 今一度しっかりと考えていくべし。


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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

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