環境の変化を甘受することの大切さ
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■緊急事態宣言の最中ではありますが、
経営の状況はいかがでしょうか。
今回のコロナの関係で、
否応にも経営の状況を
変化させざるを得ない状況が
少なからずあったのではないかと思います。
やはり経営を考えていくにあたっては、
いろいろと『変化変容』しながら
進んでいかないと
これからさらに先行きの見えない
状況になってくるのかもしれませんね。
■さて、
中国の故事成語に
【孟母三遷】
というものがあります。
これは中国の思想家として
有名である『孟子』が
その教育において熱心である
母親の考えにより三回引っ越しをした
という出来事に由来しています。
当初孟子は
『墓地のそば』に住んでいたそうで、
そのことから
葬式ごっこをするようになったため、
母親は「良い影響がない」
ということで、引っ越しを決めたそうです。
その次の場所は
『八百屋さんのそば』。
そこにおいても孟子は、商人の真似をして
商売ごっこをするようになったそうです。
しかしながら母親としては
「政治家にしたい」
という考えがあったそうで、
この環境もまた良くないものと考え、
再度引っ越すようにしたとのこと。
その次の新居は『学校のそば』。
孟子は、その学校に集っていた
学生たちの礼儀作法などを
真似るようになり、
母親はその状況に安心して、
ここに住所を置こうと決めた
とのことです。
■結局のところ
思想家として有名になった孟子には、
こういった
【三回住居を変えた】
すなわち、教育により
【三回の環境変化があった】
ということなんですね。
結局のところ、経営においても
その都度最適な環境を
選択していかない限りは
『変化』するのも難しいわけで、
自分と全く違う業界に
積極的に身を置いてみることにより
見えてくる環境もあったりするもの。
その環境の中で見えてきた
自分にとっての良くない部分は排除し、
その良い部分は
積極的に取り入れることにより、
【経営の変化変容に繋がっていく】
というものなのでしょう。
そして、その最適な環境を選択する上では
環境の選択肢を持っておかないといけない
というわけです。
■どうしても
自分の常識の中で生活していると、
自分の知らない世界に関しては
それを否定しようとしてしまう
状況もあったりするかもしれません。
知らない環境はやはり怖いもので、
臭い物に蓋をするといった
気持ちになりますもんね…
しかしながら、ソクラテスが言う
【無知の知】
という言葉に見られるように、
【自分が知らないということを自覚する】
ということは極めて重要です。
■結局のところ、
自分の常識は
ほんの狭い視野に過ぎず、
【自分の常識の中にはない広い世界に
変化変容のヒントが散りばめられている】
ということなんでしょうね。
上述したように、
孟子が名だたる思想家として
知られるようになったのも、
こういった
【孟母三遷の環境があったから】
というもの。
しっかりと
私たちも先人の知恵を拝借し、
経営についての思索を毎日絶やすことなく
続けていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・【孟母三遷】と言われるように、
自分の常識の範囲外にある世界に
あえて出かけ、積極的に【環境の変化】
を受け入れていく必要がある。
その結果
経営においての柔軟な思想が生まれ、
その時々に応じて『変化変容』していくこと
ができるものである。
・経営においては
【無知の知】ということを前提において
行動すべし。
結局のところ、
自分の常識外の外部の環境を
積極的に受け入れることにより、
そこに重大なヒントが
散りばめられていることから、
【積極的に外部環境を受容すること】
を習慣化して、その経営の変化変容
の材料にしていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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