感想文 特攻服少女と1825日
さらば青春の光のYouTubeで著者が出ていて気になって読む。
ヤンキー少女の雑誌「ティーンズロード」の立ち上げをした著者の当時を
顧みるノンフィクション。
著者がのちに立ち上げたGON!を読んでいたので
ミリオン出版の名前は知っていたが
その前の事を知らなかったので興味深かった。
ヤンキー文化も雑誌文化も勢いがあった頃の話として当時の雰囲気を
感じながら読めるし
社内で編集者として追い詰められていた著者が
目を付けたヤンキーの文化の勢いに乗って雑誌も売れていって
著者が編集長から離れる事にヤンキーという存在自体が
チーマーやコギャルの陰に隠れていくのも
その後に雑誌文化自体が縮小していくのと重なって読める。
レディースの総長の女性の当時の話もその後の今に至るまでの
話も強烈なエネルギーを感じる。
今では受け入れられない話が世間に溢れていたが
実際にそこにあった活力を感じさせる一冊だった。
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