バーベルで背中を鍛えるのにおすすめの種目 ベントオーバーロウ
ベントオーバーロウとは?
おじぎの状態をキープしたまま、バーベルを体の方に引きつけるトレーニングのことをベントオーバーロウといいます。体を曲げて(ベント)上に向かって(オーバー)ボートを漕ぐ(ロウ)ように引く動作なので、ベントオーバーロウです。
ちなみに「ロウ」という単語には引くという意味はなく、「ボートを漕ぐ」という意味の単語です。ボートを漕ぐようにバーベルを引っぱって背中を鍛えるために、おじぎのような状態を作って行うのがベントオーバーロウの特徴です。
ベントオーバーロウのメリットとは?
◇上半身の引く力を強くすることができる
◇アスレチックポジションに慣れることができる → 走る・飛ぶ・止まるといった動作を効率よく行うことができるようになる
ベントオーバーロウは上に書いてあるように、おじぎのような姿勢を作って行うトレーニングです。そのおじぎのような姿勢がアスレチックポジションという姿勢によく似ています。
アスレチックポジションとは、走る・飛ぶ・止まるといった動作を効率よく行うことができる姿勢のことで、ベントオーバーロウをくり返し行うことでアスレチックポジションを身につけることができます。動ける体を目指す部活生におすすめです。
◇筋肉の前後のバランスが整う → 姿勢が良くなる
トレーニングをせずに運動を続けていくと、どうしても体の前側の筋肉ばかり強くなり、体の後ろの筋肉とバランスが取れなくなってしまいます。ベントオーバーロウをくり返して行うことで体の後ろの筋肉が強くなり、前後の筋肉のバランスが整います。そのことが姿勢が良くなることにつながります。
姿勢が良くなると腰や肩といった関節を痛めることが少なくなります。練習量が多い部活生におすすめです。
ベントオーバーロウはどうやるの?
①足を腰幅程度に広げて、上からバーベルをにぎる
②デッドリフトのような形でバーを持ち上げ、まっすぐ立つ
③胴体をまっすぐにしたまま上体を45度傾ける
④胴体をまっすぐにしたまま股関節のほうにバーベルを引っぱる
ベントオーバーロウはどれぐらいすればいいの?
ベントオーバーロウは10回3セットを目安にしましょう。それを週2回行いましょう。ベントオーバーロウに関しては10回行うのがギリギリの重さを行うのではなく、10回ともきれいなフォームでできるぐらいの重さを行うようにしましょう。
まとめ
ベントオーバーロウをやり込むことで、上半身の引く力を強くすることができる、アスレチックポジションに慣れて走る・飛ぶ・止まるといった動作を効率よく行うことができる、筋肉の前後のバランスが整い、姿勢が良くなるといった効果が期待できます。
ベントオーバーロウは週2回、10回3セットを目安にしましょう。ベントオーバーロウを行うときは、10回ともきれいなフォームでできるぐらいの重さで行うようにしましょう。応援しています。
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